「そんなことより」高市首相発言引き出しは「最大の成果」立憲・野田代表が党首討論振り返る

立憲民主党の野田佳彦代表(2025年9月撮影)

立憲民主党の野田佳彦代表は、29日に放送された日本テレビ系「サタデーLIVE ニュース ジグザグ」(土曜午前11時55分)にVTR出演。26日の党首討論で高市早苗首相に「政治とカネ」の問題をただした時、高市首相が「そんなことより」と話題を定数削減への協力にすり替えた際のシーンを「あのひとことによって、『大丈夫か?』と思った人はいっぱいいたのではないか」と、振り返った。

野田氏はこの時、「今の臨時国会における政治改革は、今は定数削減が急浮上してきましたが、去年から議論してきた企業・団体献金に決着をつけることだ」と指摘。今年8月の石破茂前首相との議論を受け、石破氏が自民党の政党支部の企業・団体献金の実態を解明するよう党内に指示をしたとして、「いつまでにその結果を出していただけるのか」と高市首相に迫ったが、高市首相は時期は明言せず「(結果を)御党にお示しする約束とは思っていない」と消極的姿勢を示した上で「そんなことより、野田総理、定数削減、やりましょうよ」と、話題をすり替えて逆提案。野田氏は反論しようとしたが持ち時間がなくなり、消化不良のまま討論を終えた経緯がある。

野田氏は、党首討論に関して番組のインタビューに応じ、あらためて振り返った。その中で、今回の党首討論での「最大の成果」は何かという問いに、この「そんなことより」の場面を挙げたという。

野田氏は「総理が『そんなことより』と言った政治とカネの問題で、自民党は(選挙で)党勢拡大できなくなって、少数与党に追い込まれた連立解消したんじゃないですか? その大事なテーマを『そんなことより』というあのひとことによって、それで大丈夫かよ、と思った人は、いっぱい出たんじゃないかと思います」と指摘した。

「それを成果というのか分かりませんが」と断った上で、「今回の党首討論では、いちばん注目される発言になったのではないかと思う」と指摘した。

高市首相の「そんなことより定数削減を」の逆提案に、反論できないまま討論時間を終える結果となったことについては、「そこから、こっちも5分くらいしゃべりたかった。もう時間がないと、委員長からもストップがかかった。ある種、それはないだろうというやり方ですよね」と、不満も口にした。