高市首相、日本アーティストの海外展開支援強化を表明「多様な市場で、日本の音楽が響く未来を」

高市早苗首相(2025年10月撮影)

高市早苗首相は4日、自身のX(旧ツイッター)を投稿。日本のコンテンツ産業を「日本の戦略産業」とした上で、日本のアーティストの海外展開を政府として後押しする考えを示した。

「日本の才能あふれるアーティストの皆様が、より多くの国でライブや交流を実現できるよう、政府は海外展開支援を強化します。アジア、欧州、北米など多様な市場で、日本の音楽が響く未来を創ります」とつづり、「『マンガ』『アニメ』『ゲーム』といった日本の強力なコンテンツを生み出すクリエーターの皆様の海外展開を支援し、文化の力で、国境を越えた世界との『つながり』を実現します」とし、今月1日に東京都内で行われた、サウジアラビアの投資関係者らが参加した「未来投資イニシアチブ(FII)」東京会議での発言内容を記した投稿を引用しながら、「これらのコンテンツ産業は、半導体産業に迫る海外市場規模を持つ、日本の戦略産業です」と訴えた。

高市首相はこの会議で、アニメ「進撃の巨人」の主人公のセリフの一部「Invest everything in me!!(全部オレに投資しろ!)」を引用し、日本への投資を呼び掛けていた。

高市首相はまた、「先般閣議決定した550億円を超える補正予算も活用し、海外売り上げ20兆円を目標に、複数年でのご支援をお約束し、官民連携で強力に後押しします」とした上で、「アーティスト、クリエーターの皆様と連携し、日本の音楽が響き、文化で繋がるグローバルマーケットの獲得を目指します」とポストした。

日本人アーティストの海外ライブをめぐっては、自身の台湾有事をめぐる国会答弁に中国が反発し、浜崎あゆみの上海ライブが前日に中止となったほか、人気アニメ「ONE PIECE(ワンピース)」の主題歌で知られる歌手大槻マキの上海ライブは、開催中に地元当局の指示で強制的に終了させられ、大きな波紋を呼んだばかり。これらは首相発言への対抗手段の一環とみられている。