東大大学院准教授の斎藤幸平氏は6日、日本テレビ系「サタデーLIVE ニュース ジグザグ」(土曜午前11時55分)に出演。5日(日本時間6日)に米ワシントンで行われた2026年W杯組み合わせ抽選に先立ち発表された「FIFA平和賞」を、痛烈に批判した。
「FIFA平和賞」は今年創設されたもので、組み合わせ抽選の前に同じ会場で授賞式が行われた。パレスチナ自治区ガザの和平合意仲介などを評価して、国際サッカー連盟(FIFA)のインファンティノ会長から、トランプ米大統領にメダルやトロフィーが授与された。トランプ氏は、ノーベル平和賞を欲しがっていたが今年の受賞はかなわず、今回の「FIFA平和賞」は、開催国の1つである米国のトップへの露骨な忖度(そんたく)ではないかと、米メディアなどが批判的に報じている。
番組では放送の最後の話題として、この組み合わせ抽選の様子を伝え、日本が強豪オランダ、チュニジアなどと対戦する「F組」に入ったことを報じた
斎藤氏は、日本がF組を突破した場合を念頭に「決勝リーグで恐らく(最初に)ブラジルと当たったりすることになる。そういう意味では楽しみだと思う」と、森安ジャパンへの期待を示しつつ、「他方で、抽選会がひどくて」と、苦言を呈した。
「アメリカでやったんですが、FIFA平和賞をわざわざこのために創設して、第1回の受賞者はなんとトランプ大統領。これは完全に、政治的にこびを売って、忖度してへつらうという」と指摘。「オリンピックもそうですけれど、最近の商業化していく(スポーツの)メガイベントのあり方は本当にちょっとひどいというか」と突き放し、「そういう意味では、スポーツ好きとしては残念ですね」と口にした。