公明・斉藤鉄夫代表の「中国レーダー照射」巡る声明内の漢字3文字 解釈で意見真っ二つ

公明党の斉藤鉄夫代表(2025年3月撮影)

公明・斉藤鉄夫代表は8日、自身のX(旧ツイッター)を更新。中国軍機から自衛隊機への断続的なレーダー照射が行われたことをめぐり、声明を発表した。

「6日未明、中国の戦闘機が航空自衛隊機に対し、複数回にわたりレーダー照射を行う事案が発生しました。極めて危険な行為であり、断じて容認できません」と前置きした上で「公明党は、中国に対して強く抗議し、再発防止を厳重に求めた政府の対応を支持します」と書き出した。

「昨日も触れましたが、今回のような極めて危険な行為が、偶発的な衝突を誘発しないよう適切な対応が必要である旨、改めて申し上げます」とつづり、「いずれにせよ、事態のエスカレーションは、誰にとっても望ましいものではありません。引き続き、冷静かつ毅然とした対応を求めます」と締めくくった。

X(旧ツイッター)上では斉藤氏の声明内にあった「偶発的」の解釈をめぐって意見が分かれた。「戦闘機のレーダーは1台だけ搭載して捜索と照射に切り換えて使います。今回は照準(ロックオン)にして照射しているので意図的で悪質です! 偶発的ではありませんよ、これが中共のやり方なんです」「日本の近海まで来て訓練してロックオンまでしているのに、偶発的なわけないでしょう」などの指摘があった。

一方で「説明ありがとうございます 多くの人が『偶発的』の意味を理解しておらず、割と信頼されているようなインフルエンサーまでもが、まるで中国を庇っているかのように代表の発言を扱っていたので、こうして説明頂き大変助かります」「なぜ斉藤てつおは『偶発的』を使ったのか(理由3つ)(1)意図的攻撃と断定すると、武力衝突の口実になるから 不用意に断定すれば、日本側が“エスカレーションの責任”を負わされる危険があります。(2)事実が確定していない段階の“公式用語”だから 国際基準では、こうした未確定事案には ・偶発的 ・意図せざる事態 ・非計画的接触 と表現し、断定を避けます。これを使わない方が国際社会から批判されます。(3)国内では分かりにくくても、国際社会では“正しい言葉”だから」などの声があった。

前衆院議員の伊佐進一氏は「なんか『偶発的事象』という斉藤代表の言葉に、鬼の首を取ったかのように発信してる方々がおられます。これは、安全保障の世界では普通に使われる言葉。戦争や攻撃の意図なくされる異常接近やレーダー照射の事を言い、エスカレーション管理が重要な局面のこと。だから、与野党こえて、日中のホットラインなどが議論されてきました」などと補足した。