元気象庁長官の山本孝二氏が9日、テレビ朝日系「大下容子 ワイド!スクランブル」(月~金曜午前10時25分)に生出演。気象庁で地震火山部長も歴任した防災のスペシャリストとして、初めて発令された後発地震注意情報について語った。
佐々木亮太アナが「昨日(8日)発生した青森県沖の地震で、北海道・三陸沖後発地震注意情報が出されました」と話し「これはどういうものかと言うと、日本海溝、千島海溝沿いの領域で、マグニチュード7以上の地震が発生した場合に、2時間後をメドに続けてマグニチュード8クラスの地震が起きる恐れがあるとして、国が注意を呼びかけるというものです」と伝えた。
さらに「通常の生活をしながら巨大地震への備えを再確認する。期間は原則としえ1週間です」と付随情報を述べた。2011年3月11日午後2時46分に発生した東日本大震災(マグニチュード9・0)では、その2日前の9日午前11時45分に隣接する場所でマグニチュード7・3の地震が発生していた。こうした事例を踏まえ、気象庁は2022年から後発地震注意情報を運用し、今回が初の発令となった。
大下容子アナから「山本さん、(後発地震注意情報が)初めて出されたといういことですが、昨日の地震よりも大きな地震がくる可能性があるということでしょうか」と問われると、山本氏は「気象庁では世界中の大きな地震を調べた。特に海溝沿いでは、100回起きると1回は、マグニチュード7クラスの地震が起きたあとにマグニチュード8~9クラスの地震が起きる。100回のうちの1回は、地震では大きな確率になる。今回の地震でも大きな後発地震が起きる可能性がある。誤解のないようにしたいのは、必ず起きるものではないので、起きる可能性が非常に高いので、その間の注意をみなさんでしていただきたい」と述べた。
大下アナから「その注意というのは、どういうこと?」と重ねて質問をした。山本氏は「普段から防災グッズをチェックする。スマホの充電をするとか、避難経路をご家族で確認する。ご家族の連絡の確認をする。確認をするということで迎え撃つという心構えをしてもらいたい」と話して、さらに「必ず誰かが『明後日、何時何分に地震が起こります』と悪さをすると思う。気象庁や内閣府が発表しない情報はウソですので、けっして信じることなくテレビ朝日ではきちっと伝えますので、後発地震情報が出たら公的な情報で対応していただきたい」とフェイクニュースに惑わされないよう注意喚起した。