峯村健司氏「これ自体が負けている」中国軍レーダー照射問題巡り自衛隊側が「やるべきこと」指摘

峯村健司氏のXプロフィル写真

キヤノングローバル研究所上席研究員で中国事情に詳しい峯村健司氏が、10日放送のフジテレビ系「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に出演。中国軍機が自衛隊機にレーダー照射を行ったことをめぐり、日本が中国に「負けている」部分を指摘した。

中国軍は事前に公表していた訓練を妨害されたとし、レーダー照射は日本側に原因があるなどと主張。海上自衛隊に訓練実施を通達したとする音声データを公開した。小泉進次郎防衛相は9日に会見し「訓練海空域に関するノータム(航空情報)や航行警報が事前に通達されていたとは認識していない」と反論している。

レーダー照射の問題から訓練の事前通達の有無に話題が移りつつあり、峯村氏は「中国がよくやる議論のすり替え。今回の問題はレーダー照射したこと。訓練が問題だと言っているわけではなくて、レーダー照射したことを正当化できるものでは全くない」と指摘した。

一方で中国軍が公開した音声データについて「日本側の教訓としては、中国はこういう証拠を持ってくる。証拠を公開して、国際世論を味方に付けようとする」と手法を解説。「日本側もこういう対策をしなきゃいけない。今回照射されたF-15は、いわゆるドライブレコーダーみたいに証拠として採用されるような映像を撮る装置を持ってない」とし、「よく映像があるのは、パイロットの方が自動運転モードに変えてカメラで自分で撮っている。これ自体が負けているわけです。だからこそ証拠をとるということを自衛隊もやるべき」と訴えた。