今年で5回目を迎える「SUNTORY 将棋オールスター東西対抗戦2025」が14日、東京・代々木の明治神宮会館で始まった。
日本将棋連盟の所属棋士が東西に分かれ、6人による団体戦で優勝を争う。対局が始まる前にはファン投票で選ばれた3人と、予選を勝ち抜いた東西メンバーが勢ぞろいした。
3年連続4回目の優勝を狙う西軍は藤井聡太6冠(23)以下、豊島将之九段(35)山崎隆之九段(44)久保利明九段(50)稲葉陽八段(37)上野裕寿五段(22)。3年ぶり2回目の優勝を目指す東軍は中村太地八段(37)羽生善治九段(55)伊藤匠叡王・王座(23)高見泰地七段(32)長谷部浩平五段(31)宮嶋健太四段(26)。
冒頭、早くも舌戦が始まった。口火を切ったのは、宮嶋。「私の記憶が確かなら、昨年は西軍で出場し、今回は東軍の一員になりました」と観客を笑わせた。確かに昨年は西軍の予選で勝ち上がり、勝利に貢献した。今年1月、生まれ育った岐阜市から東京へ移籍。今回、東軍予選を突破し、棋士として初めて東西両チームでのオールスター出場を果たした。チームメートの高見から、「令和の小早川秀秋」と評されたことを観客の前で明らかにした。
1600年、岐阜県の関ケ原を舞台に徳川家康率いる東軍と、石田三成率いる西軍が激突。最初は西軍だった小早川秀秋が裏切って、東軍を勝利に導いた。
第1局でいきなり稲葉と戦う宮嶋は、このキャッチフレーズを気に入ったようで、「これを武器に戦いたい」と張り切っていた。