BS-TBS「報道1930」の松原耕二キャスターは14日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)に出演。台湾有事をめぐる高市早苗首相の答弁後、中国側が日本への圧力を強めていることに関して、現在の日中間のパイプの弱さに懸念を示しながら「強気な発言をした方が支持者にはウケがいいかもしれないが、ここは冷静に、各国との連携を含め、戦略をもう1回練り直す必要があると思う」と、指摘した。
番組では、今月6日に起きた中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射をめぐり、両国間で激しい応酬が続いている現状を検証。双方の主張もかみ合っていない現状を伝えた。
松原氏は「専門家の方懸念しているのは、今回の問題は習近平氏の怒りが発端であること。それと軍事的なものも終わらないのではないかと」と述べ、中国とロシアの爆撃機が日本周辺に飛来したことが確認されたことに言及。「ロシアは前から中国に働きかけていっしょにやろうじゃないかと。中国はあまり乗らなかったんですね。ただ、こういうことがあると、中ロがもっと大々的に訓練したり、北朝鮮が入ってきたり、あるいは中国がミサイルという形で日本に軍事的圧力を高めるんじゃないかと。つまり、軍事的な威圧のフェースを上げてくるのではないかという懸念なんです」と危機感を示した。
中国について「まず、アメリカを見ている。米中が接近するという流れの中で、なかなか米中がギクシャクしない限り、中国が日本と仲良くするという動機づけは、なかなか生まれないかもしれない」との見解を示した。
中国側は「(現在も)経済面で日本を必要としているのは否めない」とした上で、「高市さんの(台湾有事をめぐる)発言でここまで来た。なんとかしないといけないが、第2次安倍政権では、二階(敏博)さんとか森山(裕)さんとか親中派も懐に入れていて、厚みがあった。それが今回、どうも感じられないところが心配」と、高市政権での中国との太いパイプを持つ議員の不在を嘆いた。
その上で「威勢のいいというか、強気な発言を示した方が支持者にはウケがいいかもしれないが、ここは冷静に、各国との連携を含め、戦略をもう1回練り直す必要があると思う」と、提言も口にした。