【将棋】オールスター今年も西高東低か 西軍早くも連勝 羽生善治九段が第3局の東軍で登場

豊島将之九段(右)と対局する羽生善治九段(撮影・中島郁夫)

「SUNTORY 将棋オールスター東西対抗戦2025」が14日、東京・代々木の明治神宮会館で始まった。同時に行われた第1局の稲葉陽八段(37)対宮嶋健太四段(26)戦は先手の稲葉、第2局の長谷部浩平五段(31)対久保利明九段(50)戦は後手の久保といずれも西軍が勝利を収めた。

稲葉は「序盤から前例のない将棋になり、形勢も揺れ動いてました。最後に(玉が)上の方に抜け出せました」と、乱戦を制してホッとした様子だった。対する宮嶋は「伊藤匠参謀のもと、対策を立てて準備万端のはずが、5手目で意表を突かれました。突っ張って反撃されて難しかった。勢いよく指しすぎました」と悔やんだ。

第2局は穴熊の急戦からのねじり合いとなった。押され気味ながら、粘り強く指した久保が最後に抜け出した。ペースをつかんでいた長谷部だったが、勝負どころで自重した。「踏み込むべきだったと反省しています」と話していた。

この後、同時に行われる第3局が豊島将之九段(35)対羽生善治九段(55)、第4局が高見泰地七段(32)対上野裕寿五段(22)。終局後、出場棋士によるトークショーを経て、第5局の藤井聡太6冠(23)対中村太地八段(37)、第6局の伊藤匠叡王・王座(23)対山崎隆之九段(44)が同時に行われる。

オールスターは今年で5回目。日本将棋連盟の所属棋士が東西に分かれ、ファン投票の上位3人と、予選を突破した3人の計6人による団体戦で優勝を争う。過去は西軍3勝、東軍1勝と西高東低だ。