最終観覧日は来年1・25…都が上野の双子パンダ中国返還を正式発表 中国との協議で1カ月前倒し

ジャイアントパンダの双子。上が雄のシャオシャオ、下が雌のレイレイ(2022年6月20日)

東京都は15日、東京・上野動物園の双子のジャイアントパンダ、雄のシャオシャオ(暁暁=4)、雌のレイレイ(蕾蕾=4)について、来年1月下旬に中国に返還すると正式に発表し、公式サイトでも公表した。

パンダの所有権は中国にあり、返還期限は当初来年2月20日だったが、中国側との協議で約1カ月、前倒しとなった。

これを受けて、上野動物園で2頭を観覧できるのは、来年1月25日までとなる。

今回の発表で、今後は多くのパンダファンの来園が予想される。今月23日以降の観覧は、事前予約が必要になるという。

2頭は2021年6月23日、昨年中国に返還されたリーリーとシンシンの間に誕生。愛くるしい姿で大きな人気を博している。姉のシャンシャンが2023年2月に返還されたのに続き、両親も昨年9月に返還された後は、上野に残ったパンダは2頭だけとなっていた。また、今年6月に和歌山県白浜町の「アドベンチャーワールド」で飼育されていた4頭が中国に返還された後は、シャオシャオとレイレイが、日本に残る唯一のパンダとなっていた。

2頭が返還され新規の貸与がなければ、1972年(昭47)10月、日中国交正常化を記念して、上野動物園に雄のカンカンと雌のランランが来日して以来、日本のパンダは半世紀ぶりにゼロとなる。日本側は新たな貸与を中国側に求め、交渉を続けてきたとみられるが、高市早苗首相の台湾有事をめぐる国会答弁で日中関係が悪化している中でもあり、現状では見通しが立っていない状態とみられている。