藤井聡太棋王(竜王・名人・王位・棋聖・王将=23)への挑戦者を決める、将棋の第51期コナミグループ杯挑戦者決定戦変則2番勝負第1局、増田康宏八段(28)対斎藤明日斗六段(27)戦が16日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で始まった。先手後手を決める振り駒はと金が3出て、斎藤が先手、増田が後手。お互いに飛車先の歩を突いてスタートした。
前期の挑決と同じカードで、この時は増田が勝っている。今期も挑戦者決定トーナメント(挑決T)の勝者組決勝で対戦し、2年連続2回目の挑戦を目指す増田が勝った。初のタイトル出場を目指す斎藤は敗者復活戦へと回った。
増田は3回戦で高見泰地七段、準々決勝で吉池隆寛四段、準決勝で糸谷哲郎八段を撃破。対する斎藤は3回戦で広瀬章人九段、準々決勝で佐々木大地七段、準決勝では同じ田利男八段門下の弟弟子である伊藤匠叡王・王座を下した。
ほかのタイトル戦挑決Tと違い、棋王戦はベスト4以上は2敗した時点で失格という独自のルールがある。準決勝敗退者同士の敗者復活戦1回戦では伊藤と糸谷が戦い、伊藤が勝った。敗者組の挑決進出者を決める2回戦では、斎藤が伊藤に再度勝って、増田との挑決へと進んできた。
今局で増田が勝てば、斎藤は2敗となって失格。増田が挑戦権を獲得する。斎藤が勝てば22日に同所で第2局を行い、その勝者が今期の挑戦者となる。
持ち時間は各4時間。昼食休憩を挟んで16日夜には決着の見込み。