小野田紀美経済安全保障担当相は19日の定例会見で、一部フリー記者に「あなたの意見を語る場所ではございません」と苦言を呈した。
会見終盤の質疑応答で、フリー記者から「韓国が本部の旧統一教会の高額献金。日本人の国富の海外流出、外国人の迷惑行為に当たると思うのですが、これに取り組まない理由は、元安倍総理と教団のズブズブの関係がまた注目を浴びるのを避けるためなんでしょうか。理由を教えて下さい」と質問され、小野田氏は「理由に関しては以前申し上げましたので、自分が取材した取材の動画をご確認ください」と返答した。
同フリー記者は、安倍晋三元首相殺害事件で殺人などの罪に問われた山上徹也被告(45)の裁判が18日に奈良地裁で結審したことに触れ「あらためて聞いているんですが。判決も出た、裁判も終結した、区切りを受けて、あの事件をどう振り返って、山上被告の家庭の経済的破綻を招いた安倍元総理と教団のズブズブの関係について何もコメントしないんですか」と再質問。ただ小野田氏は「何もコメントはございませんし、この場というのは、私の所管に関することを、省庁の意見をしっかり所管の大臣としてお話しする場所で、あなたの意見を語る場所ではございませんので」とクギをさした。
フリー記者は「外国人担当大臣として外国人の迷惑行為の一種ではないかということを聞いているんですが、なぜ所管内にならないのですか」と問い返したが、小野田氏は「所管外です。以上です」と即答。フリー記者の「根拠はないんですか」との声にも「所管外です」と繰り返した。
フリー記者は、小野田氏が先月の会見で、高市早苗首相の台湾有事をめぐる発言に反発している中国に対し、「依存しすぎるということは、サプライチェーン(供給網)リスクだけでなく、さまざまな、観光に対してもリスクではある」とコメントしたことについても質問。「すぐに経済的威圧をかけてくる中国依存からの脱却をおっしゃいましたが、中国との関係をさらに悪化させかねない、火を付ける発言だと思うんですが、例えばレアアースが輸入停止になった場合の損害額がいくらぐらいで、それに対してすぐに対応できるという根拠を元に発言なさったのでしょうか。具体的な被害額とその対応策が十分進んでいるかどうか、2点についてお聞かせください」と聞いた。
これに対して小野田氏は「具体的な事態に対する仮定の質問にはお答えしませんが、しかしわが国も、今、世界の各国も、特定国に依存する事への危険性を認知し、そして同志国の間で、それをどうやって対応していくか、ということを話し合っております。適切な対応を国としてしっかりおこなってまいります」とコメント。フリー記者は「レアアース輸入停止の被害額はご存じないんですか」と返したが、小野田氏は「仮定の質問にはお答えいたしません」ときっぱり応じた。