上皇さま92歳の誕生日 上皇后美智子さまとツーショット公開 ほほ笑んで御所散策

92歳の誕生日を迎えられた上皇さま(宮内庁のホームページから)

上皇さまが23日、92歳の誕生日を迎えられた。宮内庁は同日、上皇さまが上皇后美智子さまと写したご近影や、体調や近況について報告する文書を公式サイトで公開した。

近影では、ジャケットにネクタイを着用した上皇さまと、ブルーの洋装の上皇后さまが、仙洞御所を散策し、ほほ笑みながら花を観賞する場面、上皇さまがおひとりのショット、両陛下が並んで撮影された写真の3枚が公開された。近況では、上皇さまが今年5月、一定程度以上の運動負荷がかかることによって心筋への血流が不十分となる「無症候性心筋虚血」と診断され、その後、脈拍が早くなる「上室性不整脈」の症状もみられたことから、2度の入院と薬物治療をおこなっている状況を説明。「ご症状は比較的安定した状態で維持されています」と報告された。

また戦後80年を迎え、「例年と同様に、上皇后さまとご一緒に沖縄県慰霊の日、広島原爆の日、長崎原爆の日、終戦記念日に黙祷され、終日静かにお過ごしになった」と紹介。「硫黄島、沖縄、広島、長崎等を巡られる天皇皇后両陛下の慰霊の旅を見守られ、薄れゆく『戦争の記憶』を伝えるテレビ番組をご覧になり、平和祈念展示資料館のレター『知られざるモンゴル抑留者の悲劇』に目を通され、ご静養先の軽井沢大日向で満蒙開拓の歴史を振り返られ、ご疎開時代の思い出や平成28年のフィリピンご訪問時にお会いになった残留2世の人々を思い起こされるなど、度々、先の大戦と向き合われました」と明かされた。

誕生日当日の行事は「概ね昨年同様に簡素な形で祝賀をお受けいただく予定」とされ、天皇皇后両陛下や高市早苗首相から仙洞御所でお祝いの言葉を受けるなどのスケジュールとなっている。