元自民党国会議員がまた参政党にスタッフ入党 女性問題問われた“2世”と元自衛官

ガッツポーズを見せる左から参政党の吉川里奈議員、神谷宗幣代表、この日入党が発表された中川俊直元衆院議員、宇都隆史元参院議員(撮影・中山知子)

参政党は25日、国会内で開いた記者会見で、元自民党国会議員2人の党スタッフとしての入党を発表した。自民党幹事長を務めた中川秀直氏の次男、中川俊直元衆院議員(55)と宇都隆史元参院議員(51)で、ポストは政調会長補佐。同党に元自民党の国会議員がスタッフとして入党するのは、豊田真由子元衆院議員、和田政宗元参院議員に次いで4人目。

神谷宗幣代表は、自身から勧誘したことを明かした上で、「ネットでもすぐ騒がれるかもしれないが、私からこっちは、全員が元自民党。『第2自民党じゃないか』とやゆされるかもしれないが、自民党ができないことを新たな政党でやっていこうという趣旨だ」と強調。中川氏は衆院議員を2期務めたが、女性問題などで自民党からの出馬見送りに追い込まれた経緯もあり、「当時いろいろ問題があり党内にもいろんな意見があった」と認めた上で、「わが党には経験値のある方、現場を動かせる方が必要。新人が多く、他党とわたりあえるのに力不足と痛感しており、そういうところをみなさんに切々と訴え、新たに2人に加わっていただいた」と説明。同党では、選挙に立候補するに党員の同意が必要なため、2人とも今後の選挙への立候補の予定はないとして「議員バッジがあろうとなかろうと仕事をしていただき、アドバイスや提言をしてほしい」と訴えた。

中川氏は、2021年衆院選で自民党時代の地元、衆院広島4区に無所属で立候補したが落選。その後は舞台俳優として活動していたという。過去のさまざまな問題を念頭に「一敗地にまみれる大失敗をして政治の世界には関わらずに卒業しようと思い、日々の生活を送っていた」とした上で、「お誘いをいただき、多くのことを思い悩んだが、神谷代表の情熱も響いた。(国政から)卒業した気持ちでいっぱいだったが再度、立ち上がらせていただいた。末席に加わらせていただき微力ですが、力を尽くしたい。神谷さんは、人たらしなんですよ。この人を本当に男にしたいと思った」などと意欲を語った。

一方、父の秀直氏からは今も反対を受けているとし、「20日くらい口をきいてもらえていないが、仕事で頑張っていけば理解してくれるのではないか」と述べた。

元自衛官で、2022年参院選で落選した宇都氏は、この間、民間シンクタンクのアナリストで活躍。「今の高市政権は、私が求める国の防衛のあり方へ前進しており、私は民間の方で力を尽くそうと追う思いを持っていたが、20年来の友人でもある神谷氏から力を過疎いてもらえないかというお声がけをもらった。当初はお断りしたが、育ててもらったのは自民党でも日本国に育ててもらったという思いもあり、もう1度国の役に立てるならと覚悟を決めた」と語った。

2人に先がける形で参政党に入党した豊田氏は、「頼もしい布陣になった」と語った。2人の入党は今月22日付。