岸田雪子氏、高度成長期の建造物の老朽化に「政治も目を向けて」

関西テレビ本社

ニュースキャスターでジャーナリストの岸田雪子氏(55)が25日放送のカンテレ発フジテレビ系「旬感LIVEとれたてっ!」(月~金曜午後1時50分=関西地区)に出演。今年9月に東京都杉並区で発生した木造住宅の倒壊事故に関して、古い設備の老朽化対策について言及した。

今年9月30日、東京都杉並区の築57年の木造住宅が擁壁ごと倒壊。がれきが隣のマンションになだれ込んだ。

現場となった住宅では、1968年(昭43)に作られた擁壁が老朽化し、84年には杉並区が亀裂を指摘して安全対策を講じるよう指導してきたが、40年以上放置され、豪雨による水圧で崩壊したとされる。

この事故について、古市憲寿氏(40)は「消費者の責任って大きいと思っていて。坂道でブレーキが壊れた車を置きっぱなしにするようなもので、それは危ないじゃないですか。それはみんな危ないって分かるんだけど、家のことって何となくたぶん大丈夫だと思っちゃって、放置されていたものが多いと思うんですね」と言い、触れた。

「杉並だったら、土地としても価値があるはずなんで、もうちょっと早く動けたら本当はよかったですよね」と語った。

ただ、擁壁の工事などには多額の費用がかかることも。岸田氏は「水道管の事故なんかもそうですけれども、全国的にいろんなリスクっていうのが、建造物について、あるわけですよね。だけどそれを見つけるのにコストがものすごくかかる。先日、水道業者の方とかとの話し合いがあったんですけど、見つけてくれる人を集めるのにもコストがかかる」と指摘。

「政治がなかなか老朽化対策に関心が向かない。なぜなら、たぶん票に結び付きにくいからだろうというところはあって。成長戦略とかの方が、政治家にとっては訴えやすいんですけれども、高度成長期から時間がたって、安全を守るということにもっと政治も目を向けてほしいなと思いますよね」と訴えた。

メッセンジャー黒田有(55)は、「お金に関してはすごい金額ですよ。(建物を)つぶすのにお金がかかる。産廃になるんで、それが(処分費用が)ものすごいお金なんで。思っている以上に多分かかるんで、それで放置されている方も多いかもしれない」と推し量る。

ただ、「地震であったりとか、台風っていうのが今までの日本の台風と違ってきてるから、もしものことがあったら大変なんですよ」と対策の重要性を強調していた。