「なんと優勝しました」上野愛咲美女流名人が囲碁界初の詰碁王

上野愛咲美女流名人

囲碁の詰碁の解答能力を競う「詰碁王決定戦2025」が27日、東京都内と大阪市内の東西会場でトップクラスと小学生以下に分かれて行われた。今回初めての開催で、東京・市ケ谷の日本棋院にはトップクラスに棋士やアマチュアら82人、小学生19人が集結。午前10時から正午まで、トップクラスは12問、小学生以下は10問が出され、それぞれ100点満点で詰碁を解いた。

トップクラスでは良問、難問が続出し、タイトル獲得を経験しているプロ棋士ですら難渋するほどだった。トップは70点で上野愛咲美女流名人と芝野虎丸十段が同率優勝だった。芝野は現在、韓国で行われている国際棋戦の「第1回新韓銀行世界棋仙戦」に参加しているため、特別に事前に解いてもらったという。3位は60点で蕭■(■は金ヘンに玉)洋(ショウ・ギョクヨウ)新人王、田中佑樹三段、5位は55点で安斎伸彰八段と吉田透真初段、7位の50点で福岡航太朗七段ら8人の若手棋士が名を連ねた。

優勝した上野は、多くの棋士が最終問題までたどり着けなかったなか、出題された12問すべてに解答を記入していた。自身のインスタグラムで、「なんと優勝しました。囲碁界では初めての詰碁大会で。素晴らしい先生方が超良問を出題してくださいました。苦しみながらも楽しく解けました。ここだけの話、隣に妹(上野梨紗女流棋聖)がいた安心感もよかった気がします」とつづっていた。