米山隆一衆院議員「もはや強奪者」トランプ大統領のベネズエラ石油「米国に引き渡す」発言に

米山隆一氏(2021年11月撮影)

立憲民主党の米山隆一衆院議員が8日までにX(旧ツイッター)を更新。ベネズエラのマドゥロ大統領を拘束し米国に連れ去った米国のトランプ大統領が、制裁対象とした5000万バレルの原油をベネズエラが米国に引き渡すなどと発表し、「代金は私が管理する。両国民のために使われるようにする」と説明しているとの報道を引用した上で「ベネズエラの石油を、何故アメリカ大統領が管理できるのか、何故ベネズエラ国民の為ではなく、アメリカ国民の為に使えるのか、何の説明もありません。最早氏は、隠す事のない強奪者です」と強く批判した。

米国は、世界最大といわれるベネズエラの原油埋蔵量へのあからさまな関心を隠さず、25年12月からベネズエラ周辺海域を「封鎖」している。「制裁下にある原油」とは、封鎖によって流通が滞った原油とみられる。トランプ氏はSNSで「市場価格で販売され、代金は私が管理する。両国民のために使われるようにする」と記しているが、ベネズエラの原油が、なぜ米国民のために使われるのか、説明はない。

ベネズエラの原油埋蔵量は世界1位。1900年代前半に各国の企業がベネズエラに参入。かつては、米国にとってベネズエラは重要な原油の供給源となっていた。80年代の石油の暴落、貧富の差の拡大を経て99年、マドゥロ大統領の前任で反米主義を打ち出したチャベス前大統領が大統領に就任。ベネズエラは国外石油企業の資産を国有化し、国連ではブッシュ米大統領(当時)を「悪魔」と呼んだ。米国は2005年からベネズエラに制裁を始めている。

米山氏は、トランプ氏が「市場価格で販売され、代金は私が管理する。両国民のために使われるようにする」としているベネズエラの石油への介入について「ベネズエラの石油を、何故アメリカ大統領が管理できるのか、何故ベネズエラ国民の為ではなく、アメリカ国民の為に使えるのか、何の説明もありません」と指摘。その上で、トランプ氏について「最早氏は、隠す事のない強奪者です」と強く批判した。