藤井聡太王将(竜王・名人・王位・棋聖・棋王=23)が昨年に続いて永瀬拓矢九段(33)の挑戦を受ける、将棋のALSOK杯第75期王将戦7番勝負第1局が11日午前9時からの2日制で静岡県掛川市「掛川城二の丸茶室」で始まった。先手後手を決める振り駒は、と金が3枚出て、永瀬が先手、藤井が後手と決まった。お互いに飛車先の歩を突いてスタートした今年最初のタイトル戦は角換わりへと進んだ。
この2人の過去の対戦成績は、藤井の32勝11敗。タイトル戦では22年棋聖戦5番勝負で初めて激突し、藤井が3勝1敗で制した。23年の王座戦も3勝1敗として、8冠全制覇を果たした。24年王座戦は3連勝で防衛している。
昨年の王将戦では初めて2日制7番勝負で相まみえた。この後、名人戦、王位戦と7番勝負で激戦を繰り広げている。王将戦と名人戦は4勝1敗だったが、王位戦では4勝2敗とわずかながら差を詰められた。しかも、藤井はタイトル戦で初めて連敗を喫している。
ライバルがひたひたと迫ってくるのを、藤井は意識している。「変化を進化に」と昨年の年頭に掲げ、新しい戦型や指し方も採用している。今年もその傾向は続きそうだ。