参政党が「ゆうこく」参加取りざたの鈴木敦氏を除名 党が定めた離党の手続きが取られず

衆院選で擁立する候補者について会見する参政党の神谷宗幣代表(撮影・中山知子)

参政党は26日、離党の意向を示していた前衆院議員の鈴木敦氏(37)を、除名処分にしたと発表した。鈴木氏をめぐっては、衆院選(27日公示、2月8日投開票)に向けて前立憲民主党衆院議員の原口一博氏らが立ち上げた新党「減税日本・ゆうこく連合」からの立候補が取りざたされていた。

参政は、報道各社への発表文に「鈴木敦前衆議院議員について令和8年1月26日16時を持ちまして除名処分とする事をボード会議において決定しました事をご報告を申し上げます」とつづった。

これに先立ち、神谷宗幣代表は同日の記者会見で、党の書式に沿った形での離党届が、鈴木氏本人から出されたかどうかが確認できていないとして、正式に離党となっていないと明らかにしていた。

安藤裕幹事長は「離党届は、代理の方がうちの党の書式に書き直したものを神谷事務所に持ってこられたことは確認している」とした上で、「秘書の方が書き直したものを持ってきているので、本人の意思なのか確認したい。確認のメールへの返信がなく、まだ(正式な)離党届は出されていない」と説明。神谷氏は、党の離党届受理の手続きは、届が出された後にボードメンバーの承諾がおりることが必要だとして、「それがまだ取られておらず、手続きの不備のことを言っている。他の党に移ったとネットで出ているが、離党届は正式に受理はしていない」「引き留めようとしているのではなく、党の手続き通りにやってほしいということだ」としていた。

一方、鈴木氏のX(旧ツイッター)には25日の投稿で、鈴木氏の名前で、今回の衆院選には出馬しない意向が示されている。