【衆院選】国民・玉木代表「顔ではなく政策で選んで」政策実現野党を強調「もっと力を与えて」

衆院選公示日に東京都内で街頭演説する国民民主党の玉木雄一郎代表(撮影・中山知子)

国民民主党の玉木雄一郎代表は27日、衆院選(2月8日投開票)の公示を受け、東京都内で街頭演説し、高市早苗首相(自民党総裁)が、「自分か自分以外か」を意識した「党首対決」の戦いを意識していることを念頭に「顔で選ぶのではなく、その人が何をするかで選んでほしい」と、訴えた。

高市首相の解散判断について「総理の専権事項とはいえ、『経済後回し解散』になってしまっている」と、あらためて批判。与野党の枠組みの変化を念頭に「政局・選挙最優先になっていないか」とし、肝いり政策としてきたガソリン暫定税率廃止や、「年収の壁」の103万円から178万円への引き上げが実現できたことに触れ、「与党が過半数を割ったからこそ、我々に託された多くの国民の多様な声を丁寧に聴こうという国会が生まれている。政局・選挙最優先から、政策本位で考え、国民生活最優先の新しい政治に変えていきたい」と訴えた。

一方、各党が訴える消費税減税について「食料品の消費税ゼロは魅力的に見えるが、党首討論をやって分かったのは、まったく中身が詰まっておらず、いつやるかが分からないこと」と指摘。「高市首相に質問したら、自民党としては『検討を加速する』が、内閣総理大臣としては『来年度中の実施を目指す』と。でも、高市さんは自民党総裁だ」と、高市首相が立場を使い分けていることに、苦言を呈した。

その上で、「国民民主党の対案は極めてシンプルだ。所得税、住民税の控除額を引き上げ、みなさんの手取りをもっと増やす」と訴え、「高市さんの顔を選ぶか、野田さんの顔を選ぶかと言われる。私も選んでもらいたいんですけどね」と自虐的に口にしながら、「でも、私ではなく、私たちの政策を選んでほしい。どの人を選ぶんだ、と言っても、その人たちが何をするかを選んでおかないと、何をされるか分からない。顔とか、かたまりとかではなく、何を成し遂げようとしているかだ」と述べ、「政策実現野党の国民民主党に、1票を託して欲しい」と呼びかけた。

26日の党首討論では、高市首相から選挙後の連立政権入りに「公開プロポーズ」を受けるなど揺さぶりを受けているが、玉木氏は「衆参合わせても50人ちょっとくらいの党なので、もっと力が欲しい。自分たちが権力に行きたいのではなく、みなさんの手取りを増やしたいから、もっと力を与えてほしい」と、呼びかけた。