【衆院選】高市首相「責任ある積極財政」慶大教授が「複数年度は合理的」…不安要素も指摘

2026年衆院選

慶応大学総合政策学部の白井さゆり教授が28日、テレビ朝日系「羽鳥慎一 モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。高市首相の打ち出す「責任ある積極財政」について語った。

MC羽鳥慎一が、26日に会見した高市首相の「『責任ある積極財政』への大転換を訴えさせていただく、みなさまに国会が始まる前に信を問うことにした」との発言を紹介。さらに高市氏の積極財政について羽鳥は「積極的にお金を使って経済成長を優先させる」「経済成長で税収が増えれば財政も健全化する」と説明し、そして計画通りに進めば、経済の活性化や所得の増加を見込めるとの主張を伝えた。ただ、懸念材料として、財政赤字が拡大するのでは、とした。

高市首相が改革案として強調したのは、毎年補正予算を組む予算編成手法と決別して、複数年度で財政出動する仕組み。これによって、すぐに効果は見込めない減税策や投資について、長期的に税収増などが見込めれば、柔軟に資金を使えるとした。

この高市氏の責任ある積極財政プランについて、白井氏は「単年度予算だと、決まった予算をその年度内に使わないといけないので、防衛費とか何年か時間がかかって使うときありますよね。装備品を使うときありますよね、半導体とかね。それを使い切らなきゃいけないので、無駄なものに支出しないといけない。複数年度にする、ってことは合理的なんです」と予算編成を複数年度にすることの利点を挙げた。

その一方で「なんで今までやらなかったかというと、気をつけないと、数年に渡って、これだけ支出してしまうというと、どんどん支出が増えていって、財政の歯止めが効かなくなるということで、財務省が懸念していたかもしれない」と不安要素についても語った。