【衆院選】玉川徹氏、高市首相の“責任ある積極財政”に疑問「もう1回アベノミクスってこと」

玉川徹氏(2019年7月撮影)

元テレビ朝日社員の玉川徹氏が28日、テレビ朝日系「羽鳥慎一 モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。衆議院選挙(2月8日投開票)で高市早苗首相の掲げる「責任ある積極財政」についてコメントした。

番組では、高市首相が改革案として強調したこととして、毎年補正予算を組む予算編成手法と決別して、複数年度で財政出動する仕組みを導入するとしていた。これによって、すぐに効果は見込めない減税策や投資について、長期的に税収増などが見込めれば、柔軟に資金を使えるとした。

玉川氏は「ものすごく分かりやすく言うとですね。高市総理がやろうとしていることは、もう一回アベノミクス、ってことですよね」と述べた。

そして「じゃあ、アベノミクスって本当に成功したんですか、って。経済を成長させる、っておっしゃってるんですけど、国際的に見た順位の方が重要でですね。円ベースでみたら成長してもドルベースでみたら、例えばGDPをドルベースでみると、この20年間で、米国は2倍になってますし、ドイツは1・56倍。イタリアですら英国、フランスも1・3倍ぐらいになってる。日本はどうだったかっていうと、この20年でドルベースでGDPが0・7ですよ。だいたい30%ぐらい落ちてるんですね」と語った。

さらに「G7の中で、ドルベースでGDPを減らしてる国って、日本しかないんですよ。このデータはあくまで、内閣府のデータで見てるんで、2023年までの話ですよ。そこからさらに円安が進んでいるので、さらにドルベースでみればGDPは落ちてるんじゃないかなと思いますね」と話した。

玉川氏は「そんなのいいじゃないか、円ベースで、って言ったって、日本はあらゆるものを海外から調達してるじゃないですか、だから世界から見てドルでどうなっているか非常に重要なんですよ。そう言う意味でいうと、じゃあ、成長したのか、っていうと、経済成長できたのか、っていうとそうじゃない」と話した。

玉川氏は「世界競争力、っていうのが毎年出ている。かつて1990年ぐらいは、日本は1位とか2位だったんですよ。それは今は35位まで。1人当たりGDPは1990年代後半は日本は3位ぐらいだったです。1人当たりの稼ぐ力が日本は3位だった。それが2024年40位。ここまで落ちてるんですね。その中に当然ながらアベノミクスの期間も入っているんです。だから、それをもう1回やるんですか、って」と述べた。