中国事情に詳しいキヤノングローバル研究所上席研究員の峯村健司氏が29日、フジテレビ系の情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に出演。中国の習近平国家主席が中国軍の幹部を粛清したとの報道について解説した。
番組によると、張又侠中央軍事委員会副主席、劉振立軍連合参謀部参謀長が重大な規律違反を犯したとして粛清されたという。先月中旬から後期半にかけて失脚したとみられる。
連日、中国の情報を集めている峯村氏は、「張さんは軍の中でも権力者で有名。習近平氏と仲が良かった。唯一、習氏に苦言を呈することができる人」と解説。粛清の理由は、軍の中で自分の派閥をつくったために「習近平氏が偉いという」(峯村氏)「主席責任制」を踏みにじったとされている。峯村氏は、容疑について「一言で言うとトップである習近平氏に盾ついてきた」と要約した。
杉村太蔵氏から「台湾有事の危機が高まった」ととわれると峯村氏は「私はそう思います」と回答。今回の動きについて「これまでの独裁的な方の動きを見ると、大規模な作戦、戦争を起こす前に大粛清をやる傾向が強い。旧ソ連のスターリンもそう。軍を動かすということは、動かした瞬間、刃が自分に動くかもしれない。ちょっとでも疑わしい人間は排除したいという心理が働いている」と語っていた。