政治ジャーナリスト田﨑史郎氏は、30日夜に放送されたBS-TBS「報道1930」(月~金曜午後7時30分)に出演。衆院選(2月8日投開票)の争点をめぐり、「ハキハキした女性を選ぶか、おじいちゃん2人を選ぶか、という選挙になっているような気がしてしょうがない」と、私見をまじえながら懸念を示した。
番組では、自民党にいい数字が出ている各社の序盤情勢や、注目選挙区などについて特集。キャスターの松原耕二氏は、真冬の時期の唐突な解散総選挙で、事務側が準備に追われ投票用紙の郵送も遅れ気味となっている現状を念頭に「本当に僅差で負けた人の場合、今回、期日前投票も十分できなかったとか、会場も減ったとか、フェアに投票できなかったとか、例えば2、3票差で負けた候補がいたら、裁判を起こそうぜ、みたいな、分からないでもないですが、そういう文句を言う人が出てこないですかね」と懸念を示した。
これに対し、田﨑氏は「文句を言う人は出てくるでしょうが、仮に裁判を起こしたにしても勝つのは非常に難しいかもしれませんよね」と、否定的な見方を示した。
一方で「この選挙、争点がないような気がして。争点、浮かびます?」と、松原氏に逆質問。松原氏が「高市さんの『私を選ぶか、選ばないか』。あれは争点ではないと思いながら、あれがいちばん印象に残っているということは、ほかにあまりないわけですよね」と応じると、田﨑氏も「消費税や政治とカネ、安全保障が争点かといったら、そこでの(主要政党の)鮮烈な対立はない」と応じた。
さらに、高市早苗首相が19日の記者会見で「衆院選は政権選択選挙。(与党が)過半数の議席なら高市総理で、そうでなければ野田総理か斉藤総理か別の方。間接的でも首相を選んでいただくことになる」と述べたことを念頭に、「何か、高市さんなのか、一方に(中道改革連合共同代表の)野田佳彦さんと斉藤鉄夫さんがいて、ハキハキした女性を選ぶか、おじいちゃん2人を選ぶかという選挙になっているような気がして、しょうがない」と私見を示し、「僕は(それでは)危ないと思っている。本当に」と危機感を口にした。
苦笑いする松原氏に「もやもやされていますね」と指摘された田﨑氏は、「そうです。ええ」と、答えていた。