藤井聡太王将(竜王・名人・王位・棋聖・棋王=23)に永瀬拓矢九段(33)が2期連続で挑戦する将棋のALSOK杯第75期王将戦7番勝負第3局が3、4の両日、東京都立川市「オーベルジュときと」で行われ先手の永瀬が91手で藤井を下し、対戦成績を2勝1敗とした。藤井が2日制のタイトル戦で第3局を終えた時点で負け越すのは初めて。永瀬は王将初奪取を狙う。藤井は防衛&5連覇を目指す。第4局は17、18日、和歌山市「和歌山城ホール」で行われる。
後手の藤井が角道を止め、右金を繰り出して速攻へ。永瀬は右銀で攻め合いに応じた。永瀬は研究範囲だったのか1日目にリードを奪い、2日にはさらにリードを広げ、激しい終盤戦を制した。
終局後、永瀬は「途中まで予定通りだったが、局面としては難しかった」と振り返った。2日制のタイトル戦で藤井が第3局を終えた時点で負け越すのは初めて。
永瀬は藤井とのタイトル戦での激突は過去6度あるが、全敗。ただ、昨年の王位戦7番勝負では3連敗後に2勝を返した。藤井が2日制のタイトル戦で連敗したのは17度目の登場で初めてだった。永瀬はリベンジを期した王将戦で挑戦者決定リーグを6戦全勝で制し、2期連続の挑戦権を獲得した。
第3局を終え、白星を先行させた永瀬は「次は後手番なのでしっかりと」と表情を引き締めた。