「片山さんも内心怒ってるんじゃ」東大准教授、高市首相のホクホク発言に私見

高市早苗首相(2025年10月撮影)

東大大学院准教授の斎藤幸平氏が7日、TBSラジオ「まとめて!土曜日」(土曜午前7時)に出演。円安をめぐり、高市早苗首相が「外為特会(外国為替資金特別会計)の運用もホクホク状態だ」などと発言したことについてコメントした。

高市氏は先月31日、川崎市の演説で「円安だから悪いと言われるが、輸出産業にとっては大チャンス」「円安でもっと助かっているのは外為特会。この運用はホクホク状態」などと発言。これを受け片山さつき財務相は会見で「発言は円安の影響について一般論を述べたもの」との認識を示した。

斎藤氏は「これホクホクって言う必要あったのかなっていう。ねえ。不規則発言だなと思う」と述べると、「片山さんも内心怒ってるんじゃないかなと思うんです」と推察。「せっかくアメリカに頼んでレートチェックをしてもらって、やっと153円ぐらい戻ったのに、その発言があってまた156円に戻ってしまった。一瞬で台無しになっちゃって」と話した。

衆院選(8日投開票)では自民党の優勢が伝えられており「明日の選挙でこのまま自民党大勝ってことになれば、場合によっては160円とかになってしまうかもしれないわけで」と懸念。「日銀もこの間結構金利正常化を進めてきたわけですけど、周りがフォローしても現政権は放漫財政をやるかのような印象を市場に与えてしまうということで」と指摘し、「大企業の一部には恩恵があるかもしれないですけど、エネルギー、食料自給率が日本はやっぱり低いですから。いわゆる庶民の日常生活にはこれ以上の円安ってなると、さすがにデメリットが大きいんじゃないかと」と私見を述べた。