中道改革連合の野田佳彦共同代表は、衆院選(8日投開票)の選挙戦最終日となった7日、自民党と中道候補の大激戦が伝えられる東京8区(杉並区の一部)内で街頭演説を行った。今回の衆院選について「平和が守れるか今、重要な争点になっている」として、自民党候補から飛び出した「国民に血を流してもらうかもしれない」発言を、「『本土決戦』でもやるのか」とバッサリ切り捨て、強く批判した。
野田氏は名前には触れなかったが、自民党から東京13区に立候補している土田慎氏が先月末の候補者討論会で、「日本の未来像」について語る過程で「国民のみなさまに汗を流してもらわないといけないかもしれないですし、場合によっては血を流していただかないといけないこともあるかもしれません」などと発言したとして批判を受けていることに言及。「国民に血を流してもらうかもしれない。驚くべき言葉が自民党から出てきましたね。『本土決戦』でもやるんですか。何を考えているのか」と、怒りをまじえて批判した。
また、X(旧ツイッター)上で「#ママ戦争止めてくるわ」という言葉がトレンドワードになっていることにも触れ「あるお母さんは、期日前投票に行く前に子どもに言ったそうです。『戦争を止めるために投票に行く』と。それくらいの大きな危機を(国民も)感じている」と指摘した。
その上で、高市早苗首相(自民党総裁)の主張を念頭に、「どんどん、勇ましい言葉で、右に傾いていっているのではないか。危ない世の中になってきたからこそ、平和国家の道筋を、これからもまっすぐ歩いて行く中道の政治が必要なのではないか」と主張。「非核三原則を堅持する、と言わない政権、核を持ってもいいというスタッフが官邸にいても、何もしない政権だから、『軍国主義の復活』と言われているのではないか」と踏み込み、「勇ましい言葉の先に、平和はありません」ときっぱり語った。
その上で、「だからこそ、今、中道が頑張らないといけない」と述べ、支持を訴えた。