中道改革連合の泉健太氏は11日、東京都内の党本部で開かれた議員総会後、報道陣の取材に応じ、8日の衆院選で、公明党出身者28人が全員当選したのに対し、立憲民主党出身の候補者は小選挙区での自民党の戦いを余儀なくされ、約8割が落選となった経緯を踏まえ、「(公明と立民の)合流は正しかったと思うか」と問われ、「非常にくやしいですね」と語った。
立民と公明党の衆院議員が合流し結党された中道改革連合は8日投開票の衆院選で、公示前の167から49まで議席が激減する歴史的な惨敗を喫した。全員が比例名簿上位に搭載された公明出身者は28人全員が当選したが、144人いた立民出身者は比例名簿では公明出身候補の下で、なおかつ小選挙区では自民党との激戦を余儀なくされ、当選できたのは小選挙区と比例で21人と、公示前の2割以下となった。
泉氏は、両党の合流の判断について、「執行部に一任という手続きがあり、これは歴代の党の代表が持つ権限。ある意味、正しく行使はされてしまっているので、そこに対して、どうこうということはないが、ただただくやしい」と言及。合流の判断については明言を避けたが、何度もくやしさをにじませた。
「本当に有為な人材が姿を消すことになったことは、本当にくやしいということに尽きます」とも述べ、唇をかみしめた。
衆院選での党の戦い方にいては「高市さんの戦い方、自民党の戦い方が非常にたけていたし、(自民党には)資金力もあった。なかなか(中道には)講じきれないムードをつくられてしまった」と、振り返った。
また、「高市動画」の再生回数が「億バズり」するなどした自民党のSNS戦略を念頭に、「SNSは、多くの国民のみなさんが情報を受け取る手段だし、(中道は)もっと真剣に向き合う必要がある。今までは街頭で演説したり、ビラを配ったりというところで民意をはかってきた政治家は多いと思うが、それだけでははかれない民意がある。見落としている民意があるということを、もっと、残っている中道の議員たちは認識して向き合う必要がある」と訴えた。
泉氏は、衆院選の結果を受けて野田佳彦、斉藤鉄夫両共同代表が辞意を表明したことに伴う党代表選(12日告示、13日投開票)には、立候補しない意向を示した。議員総会後、立民幹事長経験者の小川淳也氏、衆院法務委員長などを務めた階猛氏の2人が、代表選への立候補を表明した。
泉氏は、今回、代表選に出馬しなくてもSNSを通じた発信はさらに行うとし、「私がやってきたことを伝え、みんながそれをできるようにしたい」とも語った。