8日投開票の衆院選で大惨敗を喫した中道改革連合は12日、新たな代表を選ぶための代表選(13日投開票)を告示し、前衆院法務委員長の階猛氏(59)と、元立憲民主党幹事長の小川淳也氏(54)の2人が、立候補を届け出た。2人は党本部で記者会見を開き、所信表明を行い、記者との質疑にも応じた。
2人の戦いは「苦労人」と「なぜ君」の戦いでもある。
東大法学部出身で弁護士、東大野球部時代では投手として活動した階氏は「私の強みは、逆境でもけしてあきらめないということ。大学受験は2浪してやっと合格し、司法試験は働きながら、10回目でやっと合格した。東大野球部の時は、当時ワースト記録の70連敗。最後まで勝てなかったが、とにかくあきらめない。それが私の強みです」と自己紹介。「私たちは、中道の旗を掲げて、前に進まないといけない。その先頭に立って、いかなる風雪にも立ち向かい、前に進んでいく覚悟でこの選挙に臨んでいる」と語った。
一方、小川氏は、官僚を辞めて政治家に転身した17年間の姿を追ったドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか(なぜ君)」(大島新監督)が話題を呼んだ。小川氏は「こういう状況の中ですが、盟友として心から尊敬している階猛さんと、代表選を戦えることを光栄でありがたく思っている。お互いにフェアプレー精神で戦いたい」と述べた上で、「温かく優しく魅力的な野党第1党を建設したいという思いで、(初当選から)20年やり続けた、本格的な改革をするなら自らトップに立つしかないと決意をしていたのが、この数年だ」と表明した。
「いちばん立て直したいのは国民生活だが、野党第1党として将来はどうあるか社会像を示すことが、政治に携わる中でのモチベーションで使命感だった。それを実践、実現していきたい」とも口にした。
今回の衆院選で、階氏は岩手1区、小川氏は香川1区でそれぞれ勝利した。厳しい党の再建に向けた手腕が問われる代表選は、自民が圧勝した衆院選で、立憲民主党出身者で7人しかいない小選挙区での勝ち上がり組「神セブン」の2人による、一騎打ちの戦いとなる。2人のうちより多く得票を獲得した候補が、新代表となる。