田﨑史郎氏が高市首相に提言「走るばかりではなく周りを…」安倍1強体制との違いも指摘

高市早苗首相(2026年2月撮影) 

政治ジャーナリスト田﨑史郎氏は、14日に放送されたテレビ朝日系「ワイド!スクランブルサタデー」(土曜午前11時30分)で、8日に投開票された衆院選で、自民党史上最多となる316議席という圧倒的な「数の力」を手にした高市早苗首相に対し、「安倍1強」との違いを示しながら今後に向けた提言をした。

MCの同局・松尾由美子アナウンサーに「『安倍1強』の時は、党内でも安倍さんに、反論を言う人が少なくなったという話がありました。高市さんは?」と、「高市1強」となる自民党の今後について問われた田﨑氏は、安倍政権当時を振り返り「(安倍氏の時には)官房長官の菅義偉さん、総理秘書官だった今井尚哉さんのトライアングルで動いていた。安倍さんが1人でやろうとしても、2人が反対したりして、押さえ込んでいた」と指摘。その上で、「今の官邸の体制を見ると、高市さんが言われると、他の人は、まあまあそれでやっていこうかと。ブレーキ役がいないんです」と指摘。「(連立政権にも)公明党がいませんので、ブレーキ役になる人が、今のところはいない。だから、できるだけ自民党の人が頑張ったほうがいい」と提言した。

すると松尾アナは「ブレーキ役は必要なんでしょうか。『(政策実現への)アクセルを踏んでほしい』と思って、高市さん(の自民党)に投票した有権者も多いと思います」と、更問いした。

田﨑氏は「多いと思います。もちろん、どんどん仕事をやって欲しいというのが民意だと思います」と理解を示した上で、「慎重に丁寧にやらないと、野党の反発は強まる。そこは、走るばかりではなく、周りを見渡しながらしっかりやってほしい」と、高市首相に求めるように主張した。

高市首相が実現に意欲をみせる、食料品に限っての2年間の消費税ゼロについては、田﨑氏は「実現する方向で進んでいる」と指摘。「中道改革連合の新執行部がどう出るか分からないが、(超党派の)国民会議ができたら、6月までに中間とりまとめをして、秋の臨時国会に税制改正法案を出し、10月か11月に成立すると、来年1月か4月には消費税が、食料品の部分ですがゼロになる可能性が高いと思ってみています」と、解説した。