自民新人議員66人が初の研修、終了後の取材要請にほとんど応じず…発言に党側も神経とがらす?

衆院選で初当選した自民党の新人議員66人の研修会であいさつする鈴木俊一幹事長(右)(撮影・中山知子)

自民党は17日、衆院選で初当選した新人議員66人を対象とした研修会の第1回会合を党本部で行った。鈴木俊一幹事長は冒頭あいさつで、「私もそうですが、思っていることを思い切り言うと、しゃべる本人にとってはスカッとして気持ちのいいものだが、自分の発言がどういう影響を及ぼすかを考えながら、発言にも気を付けていただきたい」と、発言に留意するよう念を押すように訴えた。

「これだけの議席をいただき、メディアや国民からは厳しい目が向けられることになると思う。数はたくさん頂戴しましたが、常に謙虚な気持ちをけして忘れることがないようにしてほしい」とも、呼び掛けた。

自民党ではかつて、2005年衆院選で初当選直後に「料亭に行ってみたい」「国会議員はグリーン車乗り放題」などとテレビの取材に答え、猛批判を浴び謝罪会見を開くに至った杉村太蔵元衆院議員(46=実業家)などのケースがある。党側は今回、「高市旋風」の中で初当選した新人議員の言動にはかなり神経をとがらせているようだ。

研修会には鈴木氏や萩生田光一幹事長代行、鈴木貴子広報本部長ら執行部幹部が出席し、約1時間半にわたり行われた。党の基本方針や党則に関する小冊子が配られ、国会議員の心構えなどについてレクチャーが行われたとみられる。

終了後、出席者たちは集まった報道陣の取材要請に応じることなく、党本部を後にした。関係者によると、取材要請には書面などで対応するよう指示が出ていたとみられ、唯一、報道陣の呼び掛けに立ち止まった金沢結衣氏(35=神奈川20区)も、どんな内容の研修だったかとの質問に、「国会議員の心構えというものを、諸先輩方から学びました」とだけ応じた。