玉川徹氏が私見 高市早苗首相が意欲の憲法改正めぐり「有権者側が備えないといけない」

玉川徹氏(2019年撮影)

元テレビ朝日社員の玉川徹氏は19日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演。高市早苗首相が18日の記者会見で、憲法改正を「挑戦」したい内容の1つとして挙げたことをめぐり、将来の国民投票に備えた準備が、国民側にも必要ではないかとの認識を示した。

高市首相は会見で「若者たちが日本に生まれたことに誇りを感じ、未来は明るいと自信を持って言える国をつくり上げていく。そのために『高市内閣2・0』は挑戦し続けます」とした上で、「日本国憲法の改正、皇室典範の改正、議員定数削減の実現、自民党も挑戦し続けます。決して諦めない。私自身の信条です」などと語り、今後挑戦したいものの1つとして憲法改正を挙げた。

玉川氏は「今朝の朝刊を見ると、(憲法改正の発議に必要な議席数)3分の2を背景にして、憲法改正に挑戦するという部分が各紙に掲載されている」と指摘しながら「選挙の後で、NHKの世論調査で高市内閣に何をしてほしいかということでいちばん多いのは社会保障、少子化対策、次が物価高対策で。どれだけの人が憲法改正を求めているかといえば4%。ほかの25%や23%という数字に比べれば少ない。だいたい世論調査をやると、1つだけ選んでほしい、となると(憲法改正を求める意見は)だいたい5%前後だ」と述べ、国民の間では必ずしも機運は高まっていないとの認識を示した。

その上で「高市首相は、それを積極的に進めるとおっしゃっているが、それが本当に国民が求めている優先順位の高いことなのかというふうなことは、私たちは考えないといけない」と私見を口にした。

一方で、「とはいえ、(衆議院の)国会議員の数で言うと、憲法を変える発議(が行われる環境)になりつつあるし、参院もそうなる可能性がある。そういうことで言うと、有権者側が備えないといけない」とも指摘。「(憲法を)変えたい人の本丸は9条ですが、9条に関して、今までは、変えるか変えないかの議論ばかりだった。変えないと言っている人も、なぜ変えたくないのかと。日本が戦争を起こさない国になってほしいなら、変えた上で歯止めをかける考え方もある」「自衛隊が(憲法に)明記されても、専守防衛しかできない、集団的自衛権を行使できないと、書く手もある」と指摘。「柔軟な発想に基づいてもっと議論に基づかないと、急に発議になって、さあ考えてください、と言われるのは、国民にもよくないことだと思います」と私見を述べた。

これに対し、番組MCのフリーアナウンサー羽鳥慎一は「我々も備えていかないといけない。(憲法改正に向けた手続きでは)最後に国民投票があります」と述べた上で、「高市総理、国民の期待はありますので、丁寧な国会運営をお願いしたいと思います」と、高市首相に呼び掛けるように語った。