【棋王戦】藤井聡太棋王、ダブル失冠のピンチをしのぐ 増田康宏八段に勝利 1勝1敗のタイに

棋王戦5番勝負第2局に臨んだ藤井聡太棋王(日本将棋連盟提供)

藤井聡太棋王(竜王・名人・王位・棋聖・王将=23)が2期連続で増田康宏八段(28)の挑戦を受ける、将棋の第51期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第2局が21日、金沢市「北國新聞会館」で行われ、後手の藤井が増田を下し、シリーズ対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。藤井は4連覇、増田はタイトル初奪取を目指す。第3局は3月1日に新潟市「新潟グランドホテル」で行われる。

戦型は矢倉。増田の研究手に藤井は時間をかけて対応した。矢倉は金、銀、角などで王を守り堅固な城を築く王道の戦法で、「将棋の純文学」とも形容され、最も難解な戦法ともいわれる。

矢倉は一手のミスで終わってしまう危険性もあり、藤井は序盤、中盤と藤井は相手の攻勢に我慢強く対応。終盤の激しい攻め合いを制し、白星をもぎとった。

藤井は17、18日に行われた王将戦7番勝負第4局で挑戦者の永瀬拓矢九段に敗れ、タイトル戦の7番勝負では初めてかど番に追い込まれた。中2日で臨んだ棋王戦第2局を落とせば、ダブル失冠のピンチだったが、底力を見せつけた。