25日に行われた衆院本会議の代表質問で、国民民主党の玉木雄一郎代表が国会改革の一環で、本議場へのタブレット持ち込みを、自民党総裁として議院運営委員会に働きかけて認めてほしいと高市早苗首相に訴えた際、自民党席から反発するようなやじが相次ぐひと幕があった。
玉木氏は代表質問の終盤に、国会のデジタル化に言及。「私は今、こうして紙の原稿を読んでいますが、いまだに本会議場では、この原稿を書いたタブレットを持ち込んで読み上げることができません。『品位に欠ける』との理由で議院運営委員会で認められないからです。しかし、原稿を書いたタブレットを持ち込んで読み上げても、品位を欠くことにはならないと思います」と訴えた。
その上で「議場にいらっしゃる新人議員のみなさん、どうお感じになりますか。こんなことも認められないようでは、国会のデジタル化はいつまでたっても進まない」と述べると、議場からは拍手が起きた。一方で、玉木氏が高市首相に対し「自民党総裁として、議院運営委員長に指示を出していただき、本会議場でタブレットを使って読み上げることを認めていただけないでしょうか」と述べた際は自民党席がざわつき、玉木氏に対してヤジが飛んだ。高市首相は少し困惑した表情を浮かべていた。
玉木氏は、自民党席のざわつきに「やじはやめてください。お静かにお願いします」と述べ、「与党からやじを飛ばすのはやめてください」と訴えたが、自民党席のざわつきはさらに増し、「そんなことを言うな!」など、玉木氏の主張に反発するようなやじが相次いだ。
これに対し、玉木氏は「こういうことも含めて、国会改革をしていきましょうという建設的な呼びかけをしている。ぜひ真摯(しんし)に耳を傾けてほしい」「おかしなことは言っていないと思います」と譲らなかった。それでも議場のざわつきは収まらず、森英介議長が「ご静粛に願います」と注意するに至った。
玉木氏の質問に対し、高市首相は「国会での議論のあり方については国会においてお決めいただくこと。各党、各会派でのご議論を期待しています」とした上で「ご指摘のあった国会のデジタル化など今の時代にふさわしい姿への改革は、政府にとっても、業務の効率化に資するもの」と、好意的に応じた。さらに「お求めがありましたら、協力を行ってまいりたいと考えています」と、笑顔をまじえて協力姿勢を示した。