【将棋・A級順位戦】藤井聡太6冠が弁解 前日の戦型予想外れるも話なかった対局は「当たった」

藤井聡太6冠(2026年撮影)

藤井聡太名人(23)が26日、静岡市「静岡音楽館AOI」の8階ホールで行われた将棋の第84期A級順位戦最終一斉対局(静岡市「浮月楼」)の大盤解説会に登場した。午後3時10分から40分ほど、全4局(永瀬拓矢九段対佐藤天彦九段、糸谷哲郎八段対近藤誠也八段、中村太地八段対増田康宏八段、豊島将之九段対佐々木勇気八段)を解説した。

真っ先に解説した中村対増田戦は、中村の角換わり早繰り銀、増田は腰掛け銀で激しい流れから一転、落ち着き、後手の増田が仕掛け始めた。

藤井は前日、永瀬対佐藤戦は雁木(がんぎ)と戦型を予想したが、佐藤の四間飛車、近藤対糸谷戦は糸谷の一手損角換わりとしたが、横歩取りとことごとく外した。解説の冒頭、「前夜祭の戦型予想で早繰り銀を予想しようかと思っていまして、(司会者から話を振られずに)間に合わなかった。当たっていたことを死守したい」と主張した。

また、豊島対佐々木戦は「どこが指したことがある」と首をかしげた。昨年の竜王戦第2局で藤井が後手番で採用した、6筋ではなく7筋に金が上がって守備陣形を築く形を、後手の佐々木が採用した。「自分から積極的に動いていこうという佐々木八段らしい積極的な指し方。先手の玉頭を狙っていくのは理にかなっている。終盤の入り口と言ってもいい早い展開」と分析していた。