【将棋・A級順位戦】糸谷哲郎八段が反省タイム 初の名人戦挑戦かけ永瀬拓矢九段とプレーオフ

糸谷哲郎八段(2026年2月撮影)

藤井聡太名人(竜王・王位・棋聖・棋王・王将=23)への挑戦権を争う、将棋の第84期A級順位戦最終一斉対局が26日午前9時から静岡市「浮月楼」で行われた。初の名人戦登場をかけて7勝1敗でトップを並走していた糸谷哲郎八段(37)は、前期1クラス下のB級1組から今期初めて昇級した近藤誠也八段(29)に敗れた。

糸谷はぼうぜんと盤を見つめていた。激しい攻め合いの末、97手で先手の近藤に土をつけられた。「(名人戦初挑戦は)意識しすぎないように、いつも通り指そうと臨みました」という。まったりと進める手順もあったが、自信が持てず、切り合いに持ち込んだ。

一斉対局の中で最初に終わったため、挑戦者争いについては「幸運があれば」と言うにとどまった。「今はちょっと反省しか出てきません」としぼり出した。

この後、同じ7勝1敗の永瀬拓矢九段(33)は佐藤天彦九段(38)に敗れた。糸谷とともに、10人総当たりのリーグ戦をともに7勝2敗で終了。3月2日に東京・千駄ケ谷「将棋会館」でプレーオフを行うことが決まった。