参政党の豊田真由子政調会長(51)は2日の衆院予算委員会で、高市早苗首相の首相就任に祝意を示しながら、一方で、現在の女性活躍政策のあり方に対する自身の思いを口にした。
豊田氏は、日本で初めて女性の総理総裁に就任した高市首相に、「日本政治においては、見えないガラスの天井ではなく、本当に目に見える分厚い鋼(はがね)の天井がこれまでにあったと思っている。それを根気強く、高々と打ち壊された高市総理には、女性として日本国民の1人として敬意を表したい」とした上で、「一方で、日本の女性活躍の政策には、前職(の自民党)時代から非常に疑問を持っていた」と訴えた。
「数値目標で、大きな企業の取締役の方ですとか、政治の世界の方を3割、女性にということばかりが声高に叫ばれ、スポットライトを浴びる場所が世の中の一部にあって、頑張ってそこにのぼっていきましょうみたいな風潮が、残念ながら今もあるのではないか」と指摘。「専業主婦の方や農家のお母さん、自営業、シングルマザーなど、たくさんの女性が、それぞれの持ち場でご家業も家事も育児も頑張っておられる。でも『私たちは女性活躍ということは言われない』と、よくおっしゃっていた。本当にそうだなと思う」と、「女性活躍」のイメージが一部に限られているのではないかとの認識を示した。
豊田氏はその上で、「スポットライトを浴びている場所にいらっしゃいではなく、それぞれの持ち場で、たくさんの方がいろんな苦難を抱えながら踏ん張っている。1人1人に寄り添い、困難があるならどう変えていくかという、同じ目線に立った女性活躍を、男性もそうですが、政治にできることはたくさんあると思う。ぜひお願いしたい」と、対応を求めた。高市首相は時折、うなずきながら聴いていた。
さきの衆院選で9年ぶりに議席を得た豊田氏はこの日、自民党時代以来9年ぶりの衆院予算委員会での質問となった。