小泉進次郎防衛相(44)は2日の衆院予算委員会で答弁した際、9年ぶりに同委員会で質問に立った元自民党で現在は参政党政調会長の豊田真由子議員に、「お久しぶりです」と、呼びかけるひと幕があった。
豊田氏は自民党衆院議員時代の秘書へのパワハラ疑惑報道を機に党を離れ、2017年の衆院選で落選。コメンテーターなどで活動していたが、昨年参政党にスタッフとして入党し、今回の衆院選比例北関東ブロックに同党から立候補し、9年ぶりに議席を得た。
豊田氏は1時間にわたった質問の中で、政府が進める自衛官の待遇改善について言及。自民党時代の選挙区(埼玉4区)にある陸上自衛隊朝霞駐屯地を訪れた際の経験に触れ、「今はだいぶ改善されたと思うが、大きな装備品の話ばかりが注目されるが、身近な機材などが結構古かったり数が足りなかったりした。隊員の方にはいろいろな思いがあったと思うが、『ご不満はありませんか』と述べても、絶対におっしゃらなかった」と振り返った。「給料を上げるのはもちろんですが、職場の環境、負荷の改善、住環境、ご家族の支援やキャリア形成や退職後、社会的評価と名誉とか」と述べながら、「アメリカに住んでいた時、現役の方も退役の方も、軍人の方には社会のリスペクトと感謝があった。命をかけて国民を守る方に対して、心からの尊敬と感謝が随所に表現されていた」と経験をまじえ、現在進められている自衛官の待遇改善に向けた政府の対応について問うた。
答弁に立った進次郎氏は、かつて自民党の同僚だった豊田氏に、まず「お久しぶりです」と、笑顔で語りかけた。笑いが起きる中、「今日はよろしくお願いします」と述べて答弁に入り、「待遇改善は、お給料の面だけでないと思っている。世の中からの感謝とリスペクトを、どのように育み、形にするか(ということ)」と応じた。
また、自身が1月の米国出張時に利用したロサンゼルスの空港では、壁に退役軍人たちの写真が張られていたと紹介し、「私は高市総理のもとで(自衛官の)待遇改善に取り組んでいるが、政治の取り組みだけでなく、たとえば民間企業のみなさんとの連携を含め、感謝とリスペクトという観点で、まだまだ日本社会ができることはあるのではないかと思っている」と、持論を訴えた。