社民・ラサール石井氏「党名変えるくらいでないと」党首選に立候補「埋没に危機感」党改革を主張

社民党党首選の候補者会見で自身の政策を訴えるラサール石井氏(撮影・中山知子)

社民党の党首選(21日~22日投票、23日開票)は4日、告示され、届け出順に、大椿裕子前参院議員(52)、副党首のラサール石井参院議員(70)、現党首の福島瑞穂参院議員(70)の3人が立候補を届け出た。 社民党党首選が複数候補による選挙戦となるのは13年ぶり。3人は国会内で記者会見に臨んだ。

昨年の参院選で初当選し、現在副党首を務めるラサール氏は、党の現状に強い危機感を示し、「明るく朗らかな社民党に変えていく。そのためには党首を変える、党名を変えるくらいのドラスチックなことが行われても、致し方ないのではないか」と、党名変更の選択肢にも言及。先月の衆院選で議席を獲得できなかったことについて、「リベラルは終わったと言われている中でも(社民党は)一段と埋没している。本当に危機感を感じている。何とかもう1度、盛り上げるために党を改革したい」とも訴えた。

ラサール氏は「まだ(初当選から)8カ月だが、おのれの持ち味を生かし、精いっぱい取り組みたい」と述べ、「先輩党員のみなさんがつないできた社民党だが、若干の高齢化や組織の硬直化がある。せんえつながら、社民党が再び花開くように党員のみなさんといっしょに尽力したい」と述べた。

また、自身が組織改革「社民党reboot」を進めているとした上で、「社民党はまじめだが、まじめすぎて額にしわが寄って、はたから見るとちょっと難しい、堅苦しい、怖いというイメージが持たれている。いいことを言っているのに、それはとてももったいない」と主張。「いつも平和や護憲を掲げているが、いつも言っていることが同じで聞き飽きたと言われる。今までの社民党は、扉が閉まって中の電気がつていないお店。これではお店がやっているのか分からず、入りたくても入れない。いつも扉が開いて、中が明るいお店にしていきたい」と、厳しい表現を口にしながら党の現状に触れた。

「(党が訴える)護憲、平和はもちろん大事だが、今回の衆院選で足りなかったのは、国民のみなさん目線。みなさんの声を聴くことに特化した政党にしていかないといけない。徹底的にみなさんの暮らしを支える、生活防衛型政党を目指していきたい」と訴えた。

また、党運営に関して「ボトムアップの声を聴く党なのに、下からの声が上がってこないなら存在意義を問われる、声が上に上がってくるような、風通しのいいシステムをつくっていきたい」とも述べた。

ラサール氏は「あなたが笑顔でいられる社民党へ」を選挙戦のテーマに掲げた。大椿氏は「とことん働く人たちのための政党に」、福島氏は「増やす 育てる 未来へつなぐ」とした。