5連覇を目指す藤井聡太王将(23)が永瀬拓矢九段(33)の挑戦を受ける、将棋のALSOK杯第75期王将戦7番勝負第5局が8日からの2日制で、栃木県大田原市「ホテル花月」で行われる。対局前日の7日、両対局者は現地入り。対局場の検分を行った後、同市内にある「大田原市ピアートホール」で開催された前夜祭に出席した。
2日制7番勝負で藤井を初めてのかど番に追い込んだ永瀬は、第70期の第3局以来、2回目の大田原対局となる。「前回は『とちおとめ』のジュースなどをいただきました。今回は『とちあいか』を多くご用意していただいて、盤上に集中したいと思います。佳境を迎えましたが、精いっぱい集中して頑張りたい」。地元のブランドいちごの銘柄を出しながら、対局への抱負を語った。
昨年王将戦に登場した時には毎回のようにイチゴをおやつで注文した。ホテル花月は最終第7局で予定されていたが、その手前の埼玉県深谷市で行われた第5局で敗れ、永瀬は1勝4敗で挑戦を退けられた。
栃木県は1968年(昭43)以降、57年連続でイチゴの収穫量日本一を誇っている。糖分とビタミンCをしっかり補給して、頂点を極めたい。
5日には伊藤匠叡王(王座=23)への挑戦権を争う、第11期叡王戦本戦準決勝(大阪府高槻市「関西将棋会館」)で藤井を下し、直近3連勝と意気上がる。22年棋聖戦、23・24年王座戦、24年の王将戦、名人戦、王位戦と敗れ続けてきた練習仲間の藤井から、初の王将獲得まであと1勝だ。