中道改革連合の小川淳也代表(54)は9日の衆院予算委員会集中審議で、与党の26年度予算案審議の強引な進め方に苦言を呈した。「国際社会も国会も同じ。力がすべてですか? 必要なのは原則、ルールでしょ?」と指摘し、衆院選で「数の力」を握り、強引な国会運営が続くことへの不満をあらわにした。
小川氏は、6日に小野田紀美経済安保担当相が交通渋滞に巻き込まれたとはいえ閣議に遅れたり、衆院文部科学委員会の委員長を務める自民党の斎藤洋明衆院議員が理事会に遅れ、委員会が流会になったことに言及。「ある種の慢心や無心と関係ではないと思う」とした上で、予算委員会の運営にも言及。「今日も(野党の)要求閣僚は4名ですからね。13名が省務を置いておいて(当初は要求はなかったにもかかわらず)出席していただいた」と、高市首相の答弁回数を減らすためではないかとの疑念までささやかれる、必要以上の閣僚の出席数をチクリ指摘した。
さらに「この間の省庁別審査や一般質疑、公聴会は日曜日開催で(毎年恒例の)分科会の割愛。強行運営が目に余るんですよ」と指摘すると、野党席から「そうだ!」などの、ヤジが飛んだ。
小川氏は「最終責任は自民党総裁にある。そういう前提で向き合っていただきたい」と述べ、当初は自民内でも懐疑的な声があった26年度予算案の年度内成立に強い意欲をみせる高市早苗首相に呼び掛け、「昨年の予算審議時間は90時間だが、今年はこのままだと50時間。総理出席は昨年は50時間、今年は20時間と半分以下になる恐れもある。集中審議が圧倒的に不足している」と、「年度内成立ありき」で進む予算案審議に怒りをにじませた。
小川氏の怒りは、片山さつき財務相にも向けられ、「なぜ、自分が不在の予算審議を許すんですか。あなたが仕切った予算でよ、これは」と指摘。片山氏が不在のまま予算委員会で質疑が強行されたことを持ちだし、「私がいないところで予算審議をすることは許さないと、財務大臣の矜持(きょうじ)において、言わないといけない。それこれを含め、(予算審議の)秩序が崩れつつある」と、危機感を示した。
その上で「国際社会も国会も同じだ。力がすべてですか? 必要なのは原則でしょ? ルールでしょ?」と、昨今の国際情勢や紛争の姿などを念頭に言及。「よく自覚して今後の国会運営に当たっていただきたい」と、クギを刺すように訴えた。