自民幹部に「協力難しい」国民・榛葉幹事長が伝達 高市首相拘る26年度予算の13日衆院通過案

会談に臨む自民党の鈴木俊一幹事長(右)と国民民主党の榛葉賀津也幹事長(撮影・中山知子)

自民党の鈴木俊一幹事長と国民民主党の榛葉賀津也幹事長は10日、国会内で会談した。

鈴木氏は榛葉氏に対し、与党が13日の衆院通過を目指す26年度予算の早期成立に協力を要請。これに対し榛葉氏は、13日に衆院で採決する場合、協力することは難しいとの考えを伝え、丁寧な審議を行うことなどを求めた。榛葉氏が会談後、報道陣に明らかにした。

国民民主は昨年12月、党肝いりの「年収103万円の壁」の178万円への引き上げや、自動車税・軽自動車税の「環境性能割」の廃止などで合意し、これを受けて、26年度予算や税制改正法案の25年度内の早期に成立させることを確認し、合意書にサインした。しかしその後、高市早苗首相が本来なら予算審議が行われる1月から2月にかけて解散総選挙に踏み切ったことで状況が変わり、国民民主の対応は今後の大きな鍵を握る。

榛葉氏は6日の会見で、「遠回りのようにみえるが、少数意見や異なる意見にどう耳を傾けていくのかということも、民主主義のプロセスの中ではとても大切。野党も、いたずらに審議を引っ張るつもりは毛頭ない。いちばんやってはいけないのは、国民生活に影響が出ること」とした上で「この2つを同時に生かすには、暫定予算を組んででもしっかり国民生活に影響が出ないようにすること」として、暫定予算編成の必要性にも触れていた

高市首相の強い意向を受けて、与党が13日に予算を衆院通過させ参院に送ったとしても、参院は少数与党で野党が過半数を握る。高市首相がこだわる予算の年度内成立に向けては、まだ不安定要素が残っている。