藤井聡太王将(竜王・名人・王位・棋聖・棋王=23)に永瀬拓矢九段(33)が2期連続で挑戦する将棋のALSOK杯第75期王将戦7番勝負第6局が19日、名古屋市「名古屋対局場」で再開した。シリーズ成績は永瀬の3勝2敗。第5局では2日制7番勝負で初めてのかど番をしのいだ藤井が再び踏ん張り、5連覇へ望みをつなぐか。王将初奪取を目指す永瀬が決着をつけるか。注目の一戦だ。
両対局者は記録係が読み上げる前日の手順を盤上に再現した。午前9時、立会人の屋敷伸之九段(54)が藤井の55手目の封じ手を開け「封じ手は先手8八同角です」と読み上げた。注目の封じ手は角で歩をとる本命の一手だった。
藤井は増田康宏八段を挑戦者に迎えている棋王戦5番勝負では2勝2敗。王将戦とともに2つのタイトル戦で失冠のピンチを迎えている。
王将戦で再び、かど番をしのげば、2日制のタイトル戦では自身初のフルセットとなる。
対局は持ち時間は各8時間の2日制。昼食休憩をはさみ、夜までには決着する見込み。