高市早苗首相、ホワイトハウスでの“嘲笑”否定し真意釈明「アンビリーバブルだった」参院予算委

高市早苗首相は30日の参院予算委員会で、19日の日米首脳会談でホワイトハウスを訪れた際、歴代大統領の肖像画が並ぶ一角で、唯一、「オートペン(自動署名装置)」を掲げられたバイデン前大統領の写真を指しながら笑うような振る舞いが確認されたことをめぐり、当時の心境を問われ、「とても驚いた記憶がある」と、口にした。

立憲民主党の石垣のりこ議員の質問に答えた。

高市首相はホワイトハウスでの日米首脳会談に臨む前、昨年秋に設置された、歴代大統領の肖像写真が並ぶ「プレジデンシャル・ウォール・オブ・フェーム」を、トランプ大統領の案内で見学。トランプ氏は現在もバイデン氏への批判を続けており、バイデン氏だけ本人の肖像写真を使わず「オートペン」写真で代用。ホワイトハウスの公式Xが投稿した動画では、この写真の前で高市首相が指をさしながら口に手を当てて嘲笑するような様子がとらえられており、海外でも報じられるなど波紋を広げた。

高市首相は、当時の状況を石垣氏に問われ「車から降りて会談の場所に行く間、トランプ大統領から(ホワイトハウス内の)案内を受けた。さまざまな話をしながら、とても短い時間ですが、そこを通り過ぎました」とした上で、バイデン氏の「オートペン」写真について「見た記憶はあります」と応じた。

石垣氏は、「オートペンの写真を見て、指をさして笑っていらしたように見えた」と指摘。すると、高市首相は「歴代大統領の肖像画だったんですね。途中でそうじゃないもの(オートペン)がございました。一体これは何なのかと、とても驚いた記憶がございます」と応じた。

「驚いただけではなく、指をさして笑っているように見えてしまう。ご本人の意思は分からないが、そのように海外でも、私自身も受け止めた。そういう反応があることへの受け止めは」とさらに問われると、高市首相は「その時の気持ちというのは、驚いて、アンビリーバブルというところだった」と説明しながら「私は、そのように取られてしまったら、とっても残念です」と述べ、「嘲笑」ではないと否定するように語った。

その上で「バイデン大統領を含めて、歴代の日米同盟の強化に貢献くださったすべての大統領に、私は敬意を抱いております」とも口にした。

石垣氏は「残念ながら、そうとらえられていない。一挙手一投足が注目を集めた会談だった。私も非常に残念です」と指摘。「指をさして、バイデン前大統領の写真を見て、笑っているととらえられた場合、政治家としての批判とは別次元での(トランプ氏による)おとしめに、同調する行為に映ってしまう」と注意を促し、「中長期的な日米関係を考慮し、ぜひとも誤解を与えるようなご対応は非常に気をつけていただきたいと」と、高市首相に求めた。