小野田紀美大臣「感想…」記者質問に一瞬絶句&苦笑 高市政権半年で本音「感想持つ余裕がない」

小野田紀美・経済安保担当相(2025年9月22日撮影)

小野田紀美経済安全保障担当相は21日の定例会見で、昨年10月の高市政権発足、大臣就任から半年を迎えることについて、私見を述べた。

記者からこの半年について「手応えを感じた取り組み、課題や難しさを感じたこと、今後の抱負」について質問を受けた小野田氏はまず、各担務の進捗を説明。「この間、例えば外国人政策においては、本年1月『外国人の受入れ・秩序ある共生のための総合的対応策』を取りまとめ、各種施策を施策を着実に進めるとともに、不断の検討を行ってまいりました。経済安全保障においては、昨年12月に経済安全保障推進法、これに基づく特定重要物資に人工衛星等の4物資を追加したほか、先月、同改正の法案を国会に提出致しました。科学技術政策においては、先月、第7期『科学技術・イノベーション基本計画』を策定し、『科学の再興』をはじめイノベーションを生み出すための社会システムの再構築に向けた取り組みを開始しております」と語った。

続けて「加えて、国会でのご議論への対応。国会の先生方の質問への対応、諸外国の大臣との会談、多方面にわたる会議への出席、最先端の研究等への現場の視察などを通じ、担務が非常に幅広い中、その1つ1つがどれも重要であり、着実に推進していく必要性を日々、再認識しているところであります」とした。

米国のイラン攻撃による影響にも言及。「また目下の中東情勢を受けた対応については、4月10日の関係閣僚会議における総理のご指示を受けて、中東情勢に伴う重要物資安定確保担当大臣である赤沢大臣をはじめ、関係閣僚との連携を密にするとともに、先を見越した対応が必要となる物資については、各省における精査の結果を踏まえて、特定重要物資としての指定も検討してまいりたいと思います」とした上で「今後も各担務に加え、日本成長戦略本部の17の戦略分野のうち、AI、半導体、造船をはじめとする7分野の検討の深化、国会に提出した経済安全保障推進法改正案等の審議への対応など、引き続き、気を引き締めて各種の担務の遂行にあたり、高市内閣の基本方針においてお示ししてきた政策を、ひとつひとつ着実に実施してまいりたい、というのがお答えでございます」と、まとめた。

その上で胸中を吐露。「半年って、一般の暮らしをしている時にはすごく長く感じるんですけれども、国会というのは予算自体が1年1年ですし、この前ご審議いただいた予算も、前の政権で決まっていた、骨格がほぼ決まっていたものであったりとか、かなり半年でできることって限られているとは思うんですけど、それでも法改正が必要なものの準備だったりとか、あとは政省令でできるものだったりとか、運用でできるものだったりとか、特に外国人政策のところは、今までにないところにも切り込んで進んでいく種はまけているので、これを残りの任期の中でどれだけ進められるのかというのは、本当に力を尽くしてまいりたいな、と思っております」と本音もにじませた。

ここで別の記者から「もうちょっと感想というか」とツッコミが入り。小野田氏は、「感想?」と問い掛け。記者から「大変だったなとか楽しかったな、とか。楽しいってことはないでしょうけれども、そういうお話、いただけますか」と補足されると、小野田氏は笑いながら「感想…感想…」と数秒の間、絶句した。

小野田氏は表情を戻し「そうですね…とにかく担務が広いので、ひとつひとつを流すことをせずに、いかに深くやっていくか、っていうのを模索する日々なので、あまり感想を持つ余裕がないというか。日々忙殺されている、という感じではありますが、ただ、月日がたつにつれて、できること、そしてこの立場ではできないこと、というのもいろいろ見えてきているので、できる立場の中で、やれることをやるということに集中しているので…すみません、楽しかった、とか、つらかった、とか、あまりそういう総括をできる状態というよりかは、まだ本当に走り出したばかり、と自分では思っています。まだまだ種まきをしている状態だな、と。しっかり発芽させて実りを、政策を実らせたいなと思っています」と強調した。