靖国神社(東京・千代田区)は24日、「境内における取材撮影について」と題した声明を発表し、境内の撮影ルールについて「報道機関による取材・撮影を主な対象としたもの」と説明した。
靖国神社境内の撮影をめぐっては、参政党の神谷宗幣代表が22日、春の例大祭を同党議員らと訪れた際に撮影した拝殿前での集合写真をXに公開。一方、靖国神社の公式サイトなどで公開されている撮影要領では「個人利用の範囲を超える撮影(業務目的や公開目的等)や取材を行う場合は、事前に当神社の許可が必要」と表記されていたことから、可否についてネット上で議論になっていた。
靖国神社は、日刊スポーツから取材後のタイミングで、声明を公開。取材・撮影ルールについて「報道機関による取材・撮影を主な対象としたもの」とした上で、参拝者による撮影の場合は許可は不要とし、SNS投稿も「問題ありません」とした。
一方、これまでの要領について、「『参拝を記念して撮影される方にも適用される』とも解釈された例がある」と、誤解を招いたケースがあることも認め「今後、対象を参拝者と報道機関に分けた明確な要領に改訂いたします」とした。
SNS上では、神谷氏の投稿をきっかけに、撮影可否について疑問を示す声があがり、他党議員が過去に同様の場所で撮影した写真も掘り返される事態となっていた。一方、神谷氏は「神社にも確認して、問題ないから以前から撮影しています」と、過去の段階で撮影可能であることを確認していたと説明していた。
▼発表全文
境内における取材撮影について
「靖國神社境内における取材撮影要領」及び神社ホームページでは、「個人利用の範囲を超える撮影(業務目的や公開目的等)や取材を行う場合は、事前に当神社の許可が必要」としております。これは報道機関による取材・撮影を主な対象としたものです。
参拝者が参拝を記念して撮影する場合、拝殿前において、参道中央や石段を登った場所を避け、他の参拝者の妨げにならないようにすれば、申請や許可の必要はありません。また、SNSに投稿しても問題ございません。
神社が公開している取材撮影要領が、「参拝を記念して撮影される方にも適用される」とも解釈された例があるため、今後、対象を参拝者と報道機関に分けた明確な要領に改訂いたします。