参政党の神谷宗幣代表は18日、国会内で会見し、16日に予定されていた東大五月祭での自身の講演会が中止となったことに関し、講演会で話す予定だった内容に関して「なぜ議員になったのか、とか、今の社会状況や、学生が政治に向き合うためにやっておくべきこととは何か」だったと話した。
普段は講演依頼は受けないが、高校教師の経験があり「学生には思いがあった」として例外に対応したとも明かし、来月にも「代替」の会合を開催予定と述べた。
SNSでは、大学側がヘイト的な内容の話をしないよう誓約書を書いてもらおうとして、現場にいた参政党の党員ら関係者ともめたという内容の発信が流れている。神谷氏は、そうした投稿は「見ていない」と述べ、誓約書に関して「党に正式な申し入れはなかった」とした上で「そもそも、こういうことを言うなと誓約させること自体がおかしい」と主張。一方で、「学生にも言われて前日に(講演内容を)出している。なぜ議員になったのか、とか、今の社会状況、歴史的背景は何か、学生が政治に向き合うためにやっておくべきことという内容で、外国人の話はなかった」と訴えた。
その上で「私たちは外国人に対して差別的な行動はしていないし、LGBTの方にもしていない。私たちが言っているのは、過剰に外国人を受け入れ、安い労働力として使うことは日本経済にとっても、来られる外国人にとってもよくないから、しっかり規制をつくり、数の制限をつくるべきだということ。『日本人ファースト』は『外国人セカンド』ではなく、日本でまじめにこつこつ働いている人たちの暮らしを最優先に、制度設計をしようということ」と党の姿勢を主張。「長く日本に住んで帰化をされている方もおり、そういう方を排斥しろとか、一切言っていない。誤解を元に、そう言っているんだという意味づけをして、こっちが言っていないことを意味づけて『差別』だと言われても、こちらはどういしようもない」と述べた。
妨害などを想定して、ふだんは「外部の講演(依頼)は受けないようにしている」とした上で、「もともと高校教師でもあり、学生には思いがあった。学生が聴きたいと思ってくれるなら、ということと、前の会では(国民民主党代表の)玉木さんも行かれているからと言ってもらい、その日は党の研修で日程もあけていたので例外的に受けた」と、五月祭の講演会は例外的な対応だったという。
今後については「外には行かず、自分たちで管理できる範囲でやらないと今回のようなことになってしまう」とした上で、中止された講演会の「代替案」として、主催したサークルの学生を呼んで「少し話をしてディスカッションをしたい。それをオンラインで配信することを予定している」とした。早ければ6月上旬にも行う方向で準備していると明かした。
神谷氏は、講演会だけでなく最終的に当日のすべての企画が中止に追い込まれたことについて「非常にショックを受けたし怒りも覚えた」と述べた。