国民民主・榛葉幹事長「誤解を恐れずに申し上げると」自衛隊発言の立民女性議員に言及

国民民主党の榛葉賀津也幹事長(2026年3月撮影)

国民民主党の榛葉賀津也幹事長は19日の定例会見で、立憲民主党の古賀千景参院議員が自衛隊をめぐり「経済的に厳しい子どもたちが行く」などと発言したことに関して、古賀氏が教諭出身であることに触れ「誤解を恐れずに言えば、そう思っていない学校の先生だってたくさんいらっしゃる。先生を代表する参院議員が、仲間の先生を傷つけたり、結果的にそうなったことが非常に残念だ」と、指摘した。

榛葉氏は、国旗損壊罪を創設する法案をめぐり自民の修正を受け共同提出に加わったことを問われた際、昨年8月に結婚した落語家春雨や晴太と、講談師神田鯉花に言及。「同じ伝統芸能だけど行く道は違う」として、「その門出に、講談師で人間国宝の神田松鯉先生が『わけ登る ふもとの道は異なれど 同じ高嶺(たかね)の月を見るかな』という句を詠んでいる」と紹介。「進む道は違うが、いっしょに高嶺の月を見られるだろうかと。これは各党にも似ている。登る道はそれぞれ違うが、最終的な高嶺の月は、国民の生活の安定と幸せ。我々もしっかり、やり方や考えが違うからけしからんではなく、同じ方向を向いて頑張っていきたい」と前向きに語った。

その上で、古賀氏の発言に言及。「先日、自衛隊に対してある発言をされた野党の女性議員が、今、だいぶ反省をされているかどうか分かりませんが、自衛官やその家族、自衛隊を目指すお子さまにも失礼な話であると同時に、誤解を恐れずに申し上げると、そんなことを思っていない学校の先生はたくさんいらっしゃる」と指摘した。

古賀氏は小中学校の教諭や日教組特別中央執行委員をへて、2022年参院選で初当選している。榛葉氏は「古賀さんは、学校の先生を代表される参院議員と聴いていますが、古賀さんの考えとは全然違う学校の先生もたくさんいらっしゃる。各地には駐屯地や基地があるそばの学校に、自衛官のお子さんたちもたくさんいらっしゃる」と指摘した。

その上で「先生を代表する参院議員が、むしろ仲間の先生方を傷つけたり、結果的にそうなったことは非常に残念です。心を痛めている先生方は、たくさんいらっしゃると思いますよ」と私見を口にした。

「登る道は違っても、国民やこれからの日本の将来を担っていく子どもたちの幸せのために、揚げ足取りはやらない方がいいと思うし、言動には気をつけたいと思います」とも語った。

古賀氏は15日の委員会で「経済的に厳しい子どもたちが自衛隊に行く。豊かな子どもたちは自衛隊員とかにはならない」と発言。直後に訂正を申し出て発言を撤回し、謝罪したが、与野党から批判が出ている。榛葉氏は、6月16日の参院外交防衛委員会で、「昨日、一部野党会派の女性議員から自衛官とその家族、そして将来、自衛官を目指す子供たちを愚弄(ぐろう)する、とんでもない発言がございました」「あまりにもひどい職業差別であると同時に、中国・ロシア・北朝鮮に関連する子供たちを引き合いに出して、我が国の安全、外交防衛政策をねじ曲げかねない、印象操作するような言動もあったやに記憶しています」と言及。「委員会の委員の1人として、強く抗議を申し上げたい」と、抗議の意を示している。