衆院議員時代に女性初の防衛相を務めた東京都の小池百合子知事は、19日に行われた定例会見で、立憲民主党の古賀千景参院議員が国会質問の中で、自衛隊をめぐり「経済的に厳しい子どもたちが行く」などと発言したことに関して見解を問われ、「どこかで、事実の誤認をされておられる質問だったのではないかと思う」と、厳しく指摘した。
古賀氏は15日の参院決算委員会で、全国の小学校に配布された小中高生向けの「防衛白書」に関して小泉進次郎防衛相に質問した際、「経済的に厳しい子どもたちが自衛隊に行く。豊かな子どもたちは自衛隊員とかにはならない」と発言。小泉氏から「事実誤認だと思います」と抗議を受けると訂正を申し出た上で謝罪し、発言を撤回したが、与野党から批判が出ている。
記者から、日ごろの自衛隊の活動を踏まえて古賀氏の発言の受け止めを問われた小池氏は、「どこかで事実の誤認をされておられる質問だったのではないか。自衛官は本当に身をもって、国を守るということの誓いを立てている」と指摘。「災害でも対応しますけれど、一義的には、やはり国を守る、ということがいちばんの重要な役目であり、そのことを自ら希望して入っておられるということ。家庭がどうとかそういうことは、あまり関係がないということではないかというふうに思います」と述べた。
その上で、「質問された方に、その認識を改めていただければというふうに思います」とも口にした。小池氏は第1次安倍内閣で防衛相を務めている。
立民は16日、古賀氏を厳重注意処分とした。17日には水岡俊一代表が議員総会で、発言について「自衛官や家族、関係者の心情に配慮を欠くもの。党の代表として責任を深く感じている」として謝罪している。