立憲民主党の杉尾秀哉参院議員は22日の参院予算委員会で、高市早苗首相の陣営が昨年の自民党総裁選などで他候補を中傷する動画の作成、投稿に関わったとされる一連の疑惑報道をめぐり、首相の公設第1秘書と動画を作成したとされる男性のやりとりのスクリーンショットとする内容を資料で配り、「『旧立憲民主党の害獣』って何ですか」と、指摘した。
杉尾氏は「高市総理は、中傷動画には関係ないと言われるが、2月9日、秘書から男性にあてたLINEのスクリーンショットです」と、資料の画像を説明。「『このたびは大変お世話になり、感謝申し上げます。自民党過去最高の議席数をたまわり、(中道改革連合から衆院選に臨んだ)旧立憲民主の害獣をたくさん駆除することができました。しっかりと未来に向けた国づくりを進めてまいります』と。こういうふうに書いてある」と指摘した。
その上で「総理は、ほかの候補を誹謗(ひぼう)中傷、批判したことはないと言うが、『立憲民主党の害獣』とは、どういうことですか」と語気を強めてただした。
これに対し、高市首相は「ですから、このように週刊誌の記事を…」と述べると、杉尾氏は「週刊誌じゃない。LINEのスクリーンショット」と自席から訴えたが、高市首相は「出典は週刊誌と書いてある」と反論。これに杉尾氏も「LINEです」とやり返したが、高市首相は「週刊誌の記事をもとに質問されても困ります。だから、一つ一つ、信憑(しんぴょう)性の確認を、私に求められても困ります」と人ごとのように語り、「ですから、秘書のしっかりした陳述書を出しますと申し上げました」と反論した。
「誹謗中傷をしていないというのは、私の誇りですし、秘書もはっきり申し上げている。そのようなことを第三者に頼むことはあり得ません」とも述べたが、秘書が「旧立憲民主党の害獣」と記したかどうかについては触れなかった。
杉尾氏は「男性は(報道機関などに)いろんな資料を出している。それを否定されるなら、秘書が持っているLINEのやりとり、事務所のパソコンは調べたとおっしゃったが、たとえばスマホに残っているzoomの記録を(予算委に)提出していただくよう、お取りはからい願います」と藤川政人委員長に要望。藤川氏は、理事会で協議をすると応じた。